餃子の王将…社長射殺事件の犯人は誰だったのか！？

カズン

7年前

餃子の王将（王将フードサービス）と言えば、東証一部上場の中華料理チェーン店です。
安くて美味しい餃子が売りで、その他にも味と価格にこだわった商品が、日本人に合った中華料理を提供してくれています。

そんな餃子の王将に事件が起きたのは2013年12月19日の早朝のこと…
代表取締役の大東隆行社長、射殺されるというショッキングな衝撃的な事件が起きたのです。

しかし、有名な上場企業の社長が、射殺されるという注目度の高い事件にも関わらず、未だに犯人は捕まっていません。
現在、捜査はどのくらい進展しているのか？…
また、進展はあったのか？…

餃子の王将「社長射殺事件」の経緯

事件は2013年12月19日早朝、京都市山科区にある餃子の王将本社前にて、当時・代表取締役の大東隆行社長が、自身の自動車付近に倒れている所を発見された事で発覚します。

その後の解剖で死因は拳銃による射殺だと判断され、大東社長の自宅と本社が車で10分の距離である事から、警察は時間を逆算して午前5時45分頃に、現場付近で何者かに銃撃されたものと判断しました。

事件に使われたのは小型の25口径の自動式拳銃で、至近距離から撃たれた4発の銃弾は全てが急所に命中していました。
犯人は逃走にバイクを使用したと見られ、情報提供は300件を超えるも、未だに事件の有力な情報は得られていません。

ただし、事件現場の近くで発見された遺留品にDNAが検出され、九州地方の暴力団組員のものと一致したため、警察は九州方面を集中的に捜査したのです。

そもそも餃子の王将「社長射殺事件」の発端は、1999年に当時親密な関係であった福岡県のゴルフ場の元オーナー、Ａ氏にトラブル処理の謝礼として1億円を支払い、脱税事件が起きたところから始まったと言われています。

また、同時期にはＡ氏のゴルフ場へ90億円の貸し付けを行っていたという経緯もあり、九州地方の暴力団組員の影が見え隠れしていました。

今回の犯行に使われた車も、福岡ナンバーと熊本ナンバーの2台であったこと、また見張り役や運転手など実行犯は5～6人で組織的であったことからも、九州地方の暴力団組員である可能性が高いとされています。

そんな中、2015年の夏には京都府警が、北九州の暴力団幹部を事情聴取を行いました。
この暴力団幹部は福岡県警も追っていた人物で、事件が起こる1～2日前から行方不明だったのです。

京都府警も内部証言を材料に自白を引き出そうとしましたが、結局この暴力団幹部は関与を認めませんでした。

また先述した福岡県のゴルフ場の元オーナーのＡ氏は、ゴルフ場経営が悪化し340億円の借金を抱えていました。
そのため暴力団関係者にかなり近い方面からもお金を借りており、射殺された大東社長にも無心に行っていたのです。
しかし、大東隆社長には断られたらしいのです。

Ａ氏は元々、餃子の王将の創業者一族との親しく、脱税事件や不明朗融資で王将から追放された創業者一族を後押ししていたとも言われています。

そのため今回の事件に関しては、このＡ氏や王将の創業者一族、さらには暴力団関係者の中に事件の真相が眠っていると考えられているのです。

事件から数年が経ちますが…
事件解決には至っていません。

日本の東証一部上場企業の社長が銃殺されるとショッキングな事件…
何か大きな組織や真相がまだまだ眠っている気がします。

ちなみに餃子の王将「社長射殺事件」の発生・報道があった19日は、京都市山科区内の小学校12校で集団下校が実施され、教師や保護者同伴の集団下校が実施されました。
一つの事がきっかけで多くの人に影響を与えてしまう事件は、一刻も早く解決へと向かって欲しいと思います。