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岸部四郎…バブル期の借金地獄から自己破産までの経緯とは?!




 

1990年代にバブルがはじけ、思わぬ借金を背負った芸能人は少なくありません。
元ザ・タイガースのメンバーであった岸部四郎さん…
この人もその一人でしょう。

名前:岸部四郎(きしべしろう)
生年月日:1949年6月7日(69歳)
職業:俳優、元実業家、元ザ・タイガースのメンバー
所属:アン・ヌフ
出身:京都府京都市
学歴:京都市立近衛中学校




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1998年4月6日の放送を最後に、岸部四郎さん(当時48歳)は、13年半司会を務めた「ルックルックこんにちは」(日本テレビ系列)を降板しました。

そもそも岸部さんはザ·タイガースでデビューし、グループの解散後はタレントに転向していました。
当たり役は1978年のドラマ「西遊記」(日本テレビ系列)…
この中で沙悟浄(さごじょう)役を演じ、その飄々(ひょうひょう)としたキャラが人気となったのです。

その後、1984年に「ルックルックこんにちは」の司会に抜擢されたわけです。
岸部さんは財テク本を書くほど金儲けに長け、アンティークや初版本など時価にして10億円を超えるお宝の持ち主として知られていました。

しかし、実は岸部さんは借金地獄で苦しんでいたのです。
4月3日に自己破産申請を決め、その夜の局の幹部会議に出席、6日の降板が決定し、当日の放送終了後に雲隠れ…
そして8日になって岸部さんの代理人が会見を開きました。

その時点で判明した負債総額は住民税の滞納分六千数百万円を入れて、なんと5億円以上…
債権者は個人と法人の合計で69主体、利息だけで月に1200万円になっていました。

弁護士によると、岸部さんの転落は1985年に協議離婚した前妻の慰謝料と、子供2人の養育費月額120万円の支払いがきっかけだったそうです。

「ルックルックこんにちは」のギャラを充当し、生活費を借金で穴埋めする自転車操業が続き、高利の借金300万円が4年で2億円に膨らんだといいます。

また、ザ・タイガースのメンバー・森本太郎さん(当時50歳)の事務所が1997年に倒産しましたが、連帯保証人の岸部さんが5000万円の負債をかぶり、支払いの小切手が落とせず、自己破産を決めたといいます。

当時、地方潜伏や海外逃亡説まで出た岸部さんでしたが、実際は都内のホテルでマスコミに独占取材を売り込んでいました。
岸部さんは週刊誌のインタビューで「すべては元妻や森本のせい」と語り、「許されるならもう一度カムバックしたい」と訴えたのです。

これに怒ったのは森本さんでした。
2カ月後に同じ週刊誌で「“自己破産”岸部四郎のオンナと隠し財産」と題して逆襲したのです。

自己破産を自分の借金の連帯保証が原因としていることについて、「まったくのデタラメ、責任転嫁。ぜいたく病で破産した」と告発したのです。

趣味のコレクションでは自分が紹介した高利の街金から借金を繰り返したと語りました。
さらに、岸部さんの元マネジャーも登場…
京都の芸妓、マレーシア航空のCA、看護師の愛人と密会のたびに5方円を手渡していたことや、元マネジャーが破産申請の1ヵ月前に岸部さん所有のパリのアパートに数千万円分のアンティークを送ったと告白したのです。

その後、2001年1月に岸部さんの自己破産が確定して免責の判決が出ました。
借金は帳消しになりましたが、2年後に岸部さんは脳出血で入院し、2007年には小緒理夫人(享年43歳)が心不全で他界したのです。

翌年、開き直って貧乏キャラに転じて再ブレイクしましたが、長年の不摂生がたたり、糖尿病や視野狭窄の持病を抱え、人気だった自虐ブログも閉鎖…
2013年には車椅子姿でザ・タイガースライブツアーに参加…
結成以来初めてタイガースの全てのメンバーが揃うこととなり、岸部さんは「イエスタデイ」を歌唱し話題となりました。




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