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市川猿翁と元妻・浜木綿子…45年前の離婚劇の真実




 

実は東大出のインテリである香川照之さんは、2011年に年9月に9代目市川中車を襲名しました…
しかも彼の歌舞伎デビューの演目は、2012年6月の「小栗栖の長兵衛」の長兵衛役といきなりの主役だったのです。

しかし、松竹から発表があった2012年3月9日に開かれた激励会に、父の3代目「市川猿之助(現在:二代目・市川猿翁)」さんは最後まで姿を現しませんでした。

名前:二代目・市川猿翁(にだいめ・いちかわえんおう)
本名:喜熨斗政彦(きのしまさひこ)
生年月日:1939年12月9日(79歳)
職業:俳優、演出家、歌舞伎役者
学歴:慶應義塾大学文学部国文学科



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この激励会には香川さんの母・浜木綿子(はまゆうこ)さんも出席していました。
猿之助(猿翁)さんは浜さんが来ることを知って、遠慮したそうです。
なぜなら44年前に別れた妻と顔を合わすのはバツが悪かったから…

浜さんの側からすれば、44年前のあの離婚はあまりに理不尽なものでした。

長い紛争の末、浜さんが離婚届にハンを押したのは1968年1月29日のこと…
浜さん32歳、猿之助(猿翁)さん28歳、照之さん2歳の時でした。

歌舞伎界のサラブレッドであった猿之助(猿翁)さんと宝塚歌劇団雪組娘役トップスターの浜さんが出会ったのはミュージカルの舞台でした。

1961年8月東京宝塚劇場で上演された「香港」での共演をきっかけに交際が始まり、1965年2月に二人は結婚…
その年の12月には照之さんが生まれました。

婚約発表の時、猿之助(猿翁)さんは「歌舞伎の家だからといって、特殊ではいけない。ごく普通の家庭をつくります。」と、引退して家庭に入る浜さんへの心遣いを見せました。
しかし、浜さんは子供を産んだ翌年、母の照子さんに家事を任せ、舞台に復帰しています。

子供に実母の名前から一字を取って付けたことも、猿之助(猿翁)さんの生家の澤瀉屋からすれば面白くない話でした。
こうした軋轢(あつれき)が離婚の一因になったことは否定できませんが、もっと大きな原因があったのです。

それは猿之助(猿翁)さんの不倫でした。
それも結婚前から続く関係であり、当時から芸能界では知る人ぞ知る事実だったのです。

相手は猿之助(猿翁)さんが60歳で入籍した女優の藤間紫(ふじまむらさき)さん…
紫さんはこの時76歳になっていました。

猿之助(猿翁)さんと紫さんが出会ったのは、彼が小学校6年の時…
紫さんの夫の藤間勘十郎さんに日本舞踊を習いにいっているうち、恋仲になったのです。
後に紫さんは夫から不貞を理由に慰謝料の請求訴訟を起こされてもいます。

この点について、どうやら浜さんも2人のただならぬ関係であることは耳に入っていたはずですが、結婚すれば変わるだろうと信じていたようなのです。
しかし、猿之助(猿翁)さんの気持ちが浜さんに向かうことはありませんでした。

結婚から2年後の1967年3月、猿之助(猿翁)さんは妻と子供残したまま家を出てしまいます。
そして知人を介して雑誌で一方的に離婚宣言…
浜さんが連絡を取ろうとしてち猿之助(猿翁)さんはナシのつぶて…
11月になってやっと面会することができましたが、「とにかく別れてくれ」と言うばかりで理由も一切明かさなかったのです。

猿之助(猿翁)さんと浜さんはこれを最後に顔を合わせなくなりました。

照之さんが猿之助(猿翁)さんに会いにいった際は、「おまえは自分の子供じゃない!」と追い返されたそうです。
その後、紫さんの尽力もあり、父と息子は和解したものの、元夫婦は没交渉が続きました。

この関係が氷解したのは2012年5月…
香川さんが仲介役となり、都内稽古場で二人は45年ぶりの再会を果たします。
座ったままの1分ほどの会話だったが、浜さんは「本当に不思議。この45年間は一体、何だったんだろうと思えるぐらい抵抗もなく、自然に話すことができた」と語っていました。




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