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小室哲哉の「5億円著作権詐欺容疑」の真相とは?




 

1990年代にTRF、華原朋美さん、安室奈美恵さん、globe、篠原涼子さんなど…
いわゆる「小室ファミリー」を擁して一世風靡したのが、ご存知「小室哲哉」さんでした。

「天才プロデューサー」の名を欲しいままにした小室哲哉さんでしたが、2008年に思わぬ形で世間の注目を集めることになったのです。



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名前:小室哲哉(こむろてつや)
生年月日:1958年11月27日(60歳)
職業:元ミュージシャン、元音楽プロデューサー
事務所:Avex Management/a nine(2009〜2018)
レーベル:Syn Songs(2006〜2018)
出身:東京都府中市
学歴:早稲田大学社会科学部(中退)

2006年頃から小室さんが「自作曲の著作権を売却する」という噂が業界内で囁かれ始めます。
2002年にAsamiさんとスピード離婚し、KEIKOさんと再婚していますが、離婚慰謝料の総額は10億円とも言われました。

しかし、この頃から小室人気は衰えを見せ始めていたのです。

ヒット曲を連発するような目立った活躍がないにもかかわらずハデな生活をやめられず…
2004年にはAsamiさんに小室さんからの支払いがストップしていることを週刊誌上で暴露されました。

そうして”小室金欠”の噂が流れる中で、持ち上がった著作権売却話…
その総額は15億円とも20億円ともいわれました。

実はこの時すでに著作権の売買交渉は進められていたのです。
関西在住の投資家に、著作権806曲分を「10億円で買わないか?」と持ちかけ、2006年夏には売却合意書を取り交わしていました。

この時、小室さんは5億円を先払いするように要求し、実業家は指定口座に振り込んだのですが…
その後、著作権の一部がエイベックスなどにあることが判明し、著作権移転の手続きも行われなかったため、実業家は5億円の返還を求め、小室さんや関係者に繰り返し電話をいれました。

本来なら返すべき5億円…
しかし2007年10月、電話攻勢で精神的苦痛を被ったとして、慰謝料を求める裁判を起こしたのです。

これに対し、実業家は5億円返還を求めて2008年2月に反訴…
結局、同年7月23日には小室さんが逸失利益などを含めた6億円を返還する形で和解が成立しました。

ところが、話はそこで終わりませんでした。
11月4日、大阪市内のホテルを出た小室さん(当時49歳)は地検の係官から任意同行を求められ、詐欺容疑で逮捕されたのです。

取り調べに対し、容疑を全面的に認めただけでなく、泥沼状態から抜け出せたことで「逮捕されてよかった」と漏らしたといいます。
そんな小室さんに救いの手を差し伸べたのがエイベックスの松浦勝人社長…
保釈金3000万円の一部を負担し、さらに6億50000万円を肩代わり弁済しました。

逮捕18日目に保釈された小室さんは、

ご迷惑をかけてお騒がせしました。できることならまた音楽を頑張っていきたいと思います。

と語りました。

裁判では松浦社長も小室さん側の情状証人として出廷…
実刑も予想されていましたが、2009年5月に下された判決は懲役3年、執行猶予5年の温情判決が出たのです。

その後、小室さんは妻のKEIKOさんに支えられながら知人宅の地下室で生活し、再出発に向け、準備を始めました。

2010年から活動再開…
2011年にはKEIKOがくも膜下出血で倒れ緊急搬送されたものの、手術は成功して小室は献身的なリハビリを手伝っています。

2017年3月15日に約3年ぶりのソロアルバム「TETSUYA KOMURO JOBS #1」(テツヤコムロ ジョブス ナンバーワン))を発売したり、同年7月31日には浅倉大介さんとの音楽ユニット「PANDORA」を結成するなど、意欲的に活動されていました。

しかし、公には過去の事件から復帰し、順調と見られていた活動は、突然に終わりを迎えました。

2018年1月19日、看護師である女性との不倫疑惑記事が前日発売の「週刊文春」に掲載されたことを受け、同日に記者会見を行い「お詫びとけじめ」として突如音楽活動からの引退を表明したのです。

小室さんは会見で、女性との不倫関係を否定し、妻の介護をする中での自身の精神の疲労を述べ、C型肝炎や左耳の突発性難聴といった病を患って左耳がほとんど聞こえなくなり、身体的な能力が低下したことで、自身の創作能力の限界を感じていたことを明かしました。

天才プロデューサーとして数々のヒットソングを世に残した小室さんでしたが、終わりはあまりにも突然のことでした。




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