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なべやかん…替え玉受験の真相と現在




 

毎年の受験シーズンになると思い出される事件と言えば「明大替え玉受験」…
とう人も少なくないのではないでしょうか。

そこで、父親が明治大学の替え玉受験をしてしまい、後に「明治大学替え玉受験」と報道され、当時のワイドショーネタとして大々的に採り上げられたのは、「なべやかん」さんでした。

名前:なべやかん
生年月日:1970年8月22日(48歳)
職業:お笑いタレント、俳優、プロレスラー、元パワーリフティング日本代表
所属:ワイエムエヌ
出身:東京都



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1991年5月1日、父・なべおさみさんは記者会見の場に立たされていました。
4月に行われていた受験票と学生証の写真の照合で、商学部2部の2人の新入学生の顔写真がまったく違うことが発覚したからです。

これは本人以外の学生が受験する「替え玉受験」による不正入学の手口でした。
明大は同17日には、なべおさみさんの2浪中の長男である「なべやかん」さん(当時20歳)を含む2人の合格を取り消して替え玉受験した学生らを刑事告訴しました。

会見場に現れた父なべおさみさんによれば、前年末、新宿コマ劇場に明大OBでなべおさみさんの先輩という触れ込みの初対面の紳士が現れ、話が弾み、そのうち長男の話になり、浪人中と言うと、「推薦枠があるから明治に入れるよ」と言われ、名刺を渡したというのです。

そして、年明けになってこの紳士から連絡が入り、「推薦だから、どこの学部にするかはこちらに任せて欲しい。全学部の願書と受験料を用意して欲しい」といわれ、受験書類と受験料合計18万円をを渡したとのこと…

しばらくして明大第2商学部の合格通知が届き、スポーツ選手などと同様の「特別推薦だ」と思い、「わが世の春かという思いで赤飯まで炊いて祝った」という話でした。

しかし、この釈明はあまりに不自然…
まず見知らぬ紳士が突然そんな申し入れをするでしょうか?
もう一人の替え玉合格した学生の親は「仲介役」に裏金1000万円在払っているのに対し、なべおさみさんが受験料18万円だけというのも不審を呼びました。

5月23日、なべおさみさんは再度会見を開きます。

今度は涙を流しながら「あれから毎日ずっと考えていました。人の善意に甘え、本当に親バカでした」と頭を下げて「初対面の紳士」というのは作り話で、「私にとって大事な友人」で名前を言うことができなかったとわびたのです。

ただ、裏金については「ぼくのために善意で動いてくれたんだと思います」と否定しました。

明大替え玉受験は、この事件をきっかけに警察の捜査が入り、1984年から1990年にかけ、20人以上が組織的な替え玉受験で合格していたことが判明します。
替え玉受験組織の元同大野球部監督、元相撲部監督、大学事務職員、替え玉受験者を手配する学生たちが逮捕されました。

これを受け、当時明大の教授だった栗本慎一郎さんが「大学の腐敗と学生の怠惰に抗議する」として辞任する騒ぎもありました。

一方、事件発生時、知人のマンションに身を隠していた長男・なべやかんさんは大学を諦め、やはり明大OBで父と仲の良かったビートたけしさんを頼り、たけし軍団入ります。
そうして6月14日には「北野ファンクラブ」で芸能界デピューしました。
ちなみに、このとき「なべ」の語呂と明大第2商学部が「夜間」だったことから芸名は「なべやかん」となったのです。

その後2012年に、なべやかんさんはテレビで当時のことを語りました。
事情がわからなかったなべやかんさんは「受験票に写真を貼らないでくれ」と言われて「不思議だなぁ」と思ったといいます。

また、受験票に貼ってあった似ても似つかない顔の替え玉受験者は放送作家となっていて、ラジオの収録で出会って驚いたとのことでした。

最近では、「エフエム茶笛」のDJ兼ディレクターを務めていた8歳年下の女性と婚約…
2014年4月に結婚予定であることを発表しました。

また2015年に赤坂に、父親と共に監修を務める「おなべと地酒、鍋ごころ」という鍋料理専門店を港区赤坂オープンしましたが、現在は閉店しています。




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