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藤圭子…前川清との離婚理由は何だったのか?!




 

1972年8月12日の午前、都内のホテルで「藤圭子」さん(当時21)と前川清さん(当時23歳)の離婚会見が開かれていました。
しかし当時、「あの2人、本当に別れるのかな」と記者たちは顔を見合わせていたのです。

前川さんは終始うつむき加減でしたが、もともと無口なタイプだけに普段通りの印象…
一方、藤さんの顔からは時折、笑みがこぼれ、悲愴感はどこにもありません。
何しろ2人とも離婚の理由がよくわからないというのですから、記者たちが半信半疑になるのも無理はなかったのです。

名前:藤圭子(ふじけいこ)
本名:宇多田純子(うただじゅんこ)
生年月日:1951年7月5日~2013年8月22日(享年62歳)
職業:演歌歌手
レーベル:センチュリーレコード
出身地:岩手県一関市
学歴:旭川市立神居中学校卒業




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当時「新宿の女」、「圭子の夢は夜ひらく」など立て続けにヒットを飛ばした藤さん…
前川さんもクール・ファイブのリードボーカルとして「長崎は今日も雨だった」で大ヒットを飛ばし、スターダムを駆け上がりました。

この2人が初めて出会ったのは1969年10月…
芸能人野球大会に出場していたクール・ファイブの応援に新人の藤さんも駆り出されたのです。

この時2人が言葉を交わすことはなかったのですが、3カ月後に事態は一気に進展します。
1970年1月「橋幸夫ショー」で前座を務めた藤さんに、前川さんが花輪を贈ったからです。

藤さんの育ての親である作詞家の石坂まさをさんが「未成年の女の子に花輪を届ける本心を聞かせてくれ」と問い詰めると、

以前、ポクが前歌を担当した際、花輪がなく寂しい思いをしました。藤さんもきっと同じだろうと思って

と前川さんは答えました。

その答えに感激した石坂さんは前川さんを自宅に招待…
当時、藤さんは石坂さん宅に寄宿していて何度か顔を合わすうち、2人の間に恋心が芽生えていきました。

愛を成就させ1971年8月2日、佐世保の教会で結婚…
ハワイでの新婚旅行から帰国すると披露宴が開かれ、400人の来賓を前に藤さんは紅潮した顔で「ぬかみそくさい奥さんになりたい」と喜びを語ったのです。
それから、わずか1年で離婚会見に臨むとは、本人たちのみならず列席した誰も思わなかったでしょう。

離婚の理由については、前川さんが趣味に走り、藤さんのことをかまわなかったからと噂されました。
前川さんは自宅に巨大な水槽をつくり、1000匹ものコイを飼っていたのです。
2人で家にいる時も前川さんがコイばかり眺めていて会話がまったくなかったと、まことしやかに囁かれました。

しかし本当の理由は体の関係がなかったという話もあるのです。
前川さんがそうした雰囲気にもっていこうとしても、藤さんの方がその気にまったくならなかったというのです。

歌う時は妖艶さを見せる藤さんでしたが、内面は子どもっぽさが残ったまま…
デビューして名前が売れ出しても、それまでと同じように銭湯に通って、マネジャーが慌ててやめさせたという逸話もありました。
結婚しても、無邪気な少女から抜け出せなかったのかもしれません。

その後、前川さんも藤さんも再婚…
藤さんは音楽プロデューサーの宇多田照實さんとの間に長女ヒカルさんをもうけ、さらに離婚と復縁を繰り返しました。

藤さんは家庭の幸せを掴みきれないまま、2013年8月新宿のマンションから飛び降り自殺…
世間に衝撃を与えました。




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