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与沢翼…現在はドバイ在住で資産は30億円?!

「与沢翼」さんといえば毀誉褒貶(きよほうへん)が激しく、ハッタリの強い言動をする人物だけに、その経歴も少々怪しいところがあるイメージの人物です。

暴走族上がりで逮捕歴もあり、高校を中退しましたが大検を取得して早稲田大学に合格…
司法試験を目指していましたが、在学中に起業家を志したとされています。

名前:与沢翼(よざわつばさ)
本名:與澤翼(よざわつばさ)
生年月日:1982年11月11日(36歳)
職業:実業家、投資家
出身:埼玉県秩父市
学歴:早稲田大学社会科学部卒業




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与沢さんのビジネス履歴は、常人には計り知れないような破天荒なところがありました。

中学生の時にすでに古着を集めて福袋形式で転売…
友人知人に金を貸したり中古を仲介して利ザヤを稼いで、現金700万円で高級国産車セルシオを購入するなど、早くから商才を見せていたのです。

2006年に、メンズファッションの通販サイト「CRAZEクレイズ」を開設…
社員が全員辞め、資金ショートを起こして消費者金融から金を借りる自転車操業だった時期もあったようですが、創業2年半で上場を視野に入れるほどに成長したのです。

2010年には実店舗をオープンさせましたが、結果的には店舗展開は失敗し、社員の横領などで事業は失速…
翌年8月に、運営元のエスラグジュール社は4000万円の負債を抱えて倒産しました。

しかしその1年前に、与沢さんは、後のフリーエージェントスタイルホールディングスの前身であるRajuriを創業して、アフィリエイト事業をスタートさせています。

アフィリエイト事業の中身は、高額情報商材の販売です。
与沢さんは、インターネットビジネスで成功していた川島和正さんのメルマガ読者リストを買い受け、倒産後3か月後の11年末までに30万円の商材を170本販売して、5100万円のキャッシュを手に入れたといいます。

与沢さんの手法は、まず「あなたも〇億円稼げる」のようなタイトルで予告メルマガを送り、0.03%の法則で、1000人のメールアドレスがあれば、3人ぐらいは食いついてくるのを待ちます。

そして、ある程度の予約が積み重なったら商材を作成し、入会金や受講料は前払いで回収し、広告費の支払いは後に回す方法で、このサイクルを繰り返すことで資金的なゆとりと売り上げの拡大を図っていました。

情報商材の中身の価値については、本当に30万円に見合うものだったかどうかは何ともいえなかったそうです…
買った人が満足すれば問題ないわけですが、当時は悪質で詐欺的な情報商材業者もあり、そのダーティイメージを与沢さんが一身に受けました。

人気漫画「闇金ウシジマくん」には、明らかに与沢さんがモデルになった悪徳情報商材業者が登場し、彼の名前も協力者としてクレジットされていてネットで大炎上しました。

ただ、与沢さん自身は「取材協力はしたが、あんな内容になるとは知らなかった」と被害者であることを強調しています。

とはいえフリーエージェントスタイルホールディングスは、たった1年で年商50億円までのぼりつめ、著書「秒速で1億円稼ぐ条件」(ゴマブックス)の広告で山手線全車両をジャックして話題になったのは事実です。

またテレビにも頻繁に登場し、ミッドタウンの最上階に住んで、愛車は7000万円のロールスロイスと4000万円のフェラーリを所有…
「毎晩、高級シャンパンなどで飲み明かしている」といったリッチなイメージを振りまいていました。

与沢さんは、後にこの頃の自分について、徹底的に怪しげな雰囲気でカネを散在することで、情報商材が儲かるイメージを作ろうとしたと語っています。
事実、マスコミは”ネオヒルズ族”などと彼を持て囃(はや)していました。

テレビには、前会社の倒産前から交際を始めて、会社の社長にも仕立てていた山田るり子さんを伴って登場していましたが、これも露悪イメージ戦略の一部だったのです。
この山田さんも「お金持ちになる彼を見つけて、育てました」(サンマーク出版)という著書を出版しているしたたか者でした。

絶頂にあった与沢さんを、奈落の底に突き落としたのは国税です…
元値がタダ同然の情報商材は純利益が大きく、税金逃れのため利益を投資に回していましたが、国税局からは経費として認められなかったのです。
「投資」とはいうものの、高級車や高額シャンパンが経費として認められるはずもなく、与沢さんの金銭管理の甘さが露呈した形になりました。

2014年4月末のブログでは、税金の支払いに追われて資金がショートしたことを報告…
また取引先のクレジットカード会社が倒産したため、資金繰りが悪化し、従来の規模での事業継続が難しいことを明らかにしたのです。

この資金ショート事件で、世間的には「与沢は終わった」という認識が広がりました。
ところが資金ショートは一時的なもので、経営自体は黒字だったため、税金さえ払ってしまえば与沢さんの手元には豊富な資金が残されていたのです。

上場企業の夢を捨てた与沢さんは、同年12月に税金の安いシンガポールに移住して為替、FX、外国株、先物のデイトレーダー事業を開始しました。
2016年7月には、ドバイの世界一高いビルである「ブルジュ・ハリファ」に移住…
現在の資産は30億円近くで、東南アジアとドバイに30以上の不動産を所有しており、年間1~2億円の家賃収入を想定しているといいます。
またプライベートでは、2016年末には7月に結婚したばかりの元モデルの奥さんとの間に第1子が誕生しています。

与沢さんの現在のブログは、相変わらず情報商材まがいのビジネス訓にあふれています…
「ドバイは情報・金・人物のスピードが違う」ので興奮すると語っていますが、いずれは「ドバイで成功する方法」などという情報商材を引っ提げて日本に舞い戻って来るのではないでしょうか。




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