1987年の新語・流行語大賞の流行語部門で銅賞に選ばれた愛称の「ゴクミ」。
「国民的美少女」と称され、「男はつらいよ」や「ラブストーリーを君に」などに出演していたのが、女優の「後藤久美子」さんです。
そんな後藤さんは、1996年にフランス人F1レーサーのジャン・アレジさんと事実婚をしています。
アレジさんとの出会いや馴れ初め、さらには結婚（事実婚）までには、どのような経緯があったのでしょうか。
名前：後藤久美子（ごとうくみこ）
生年月日：1974年3月26日（45歳）
職業：モデル、タレント、女優
所属：オスカープロモーション
出身：東京都杉並区
学歴：多摩大学附属聖ヶ丘高等学校
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突然で大変驚かれることかと思いますが、私たちに待望の赤ちゃんが誕生します。出産予定は彼のシーズンオフ中、年内にヨーロッパで出産する予定です
1996年8月8日、スイス・ジュネーブにいるゴクミこと後藤久美子さん（当時22歳）から、マスコミ各社にこのような手書きのファクスが届きました。
後藤久美子さんは当時、妊娠6カ月。
まさに寝耳に水で、この段階では業界に結婚が成立したという話すら伝わっていなかったのです。
F1レーサーのジャン・アレジさん（当時32歳）との交際が明らかになったのは、この前年春のことでした。
ブラジルGPが開幕した3月24日、サンパウ口市内で記者会見に臨んだ後藤さんは、
アレジさんとは恋人として付き合っています。
と宣言したのです。
会見で後藤さんは、
昨年12月彼に「私はあなたのガールフレンドなの？」と尋ねたら、「そうだ、つまらない質問するなよ」といわれた。
と、ノロケました。
それまでマスコミに素っ気ない対応しかしなかった後藤さんが一転、終始ご機嫌な様子で記者たちに笑顔を振りまいていたのです。
2人の出会いはその2年前。
アレジさんが来日した際、ファンの集いが開かれ、後藤さんが花束を渡したのが馴れ初めでした。
その後、後藤さんはモナコGPやカナダGPを観戦するようになります。
実はアレジさんは妻子ある身だったのですが、2人はデートを重ね、関係を深めていきました。
1994年末にはアレジさんと夫人の離婚がほぼ確定的になってきます。
そして、交際宣言から3カ月後の1995年6月、2人の婚約が発表され、同年の日本GPでアレジさんは「ゴトウクミコ」と書かれたヘルメットをかぶって走ったのです。
しかし、結婚はだいぶ先になるだろうと思われていました。
アレジさんが国籍を持つフランスの婚姻制度は複雑で、全てをクリアするのにかなりの時間を要するだろうと予想されていたからです。
そんな中での妊娠報告。
後藤さんがあえて未婚の母を選択したようにも思えますが、実際はそうではありませんでした。
すでに事実婚の形を取っていたのです。
早い内から2人の間では事実婚でいこうと決めていました。
フランスではそれが普通で、決して珍しいケースではないそうです。
妊娠についても、たまたまできたというのではありませんでした。
アレジさんは付き合い始めて間もなく、子どもを欲しがったのですが、後藤さんがストップをかけていたと言います。
小学生の時からモデルの仕事をしていた後藤さんは考え方も大人。
すでに入っている仕事をきちんとやり遂げるために、いつ頃なら妊娠しても大丈夫かを逆算し、計画を進めていったと言います。
こうして元祖「国民的美少女」として一世を風靡した後藤さんでしたが、1995年公開の映画に主演したのを最後に芸能活動を休止。
以降はCMに出演する以外は主婦業に専念しました。
後藤さんはアレジさんとの間に3人の子ども（女・男・男）をもうけ、スイス・ジュネーブに豪邸を建築し、今はそこで暮らしています。
なお、現在も正式な婚姻手続きは取らず、事実婚の状態を続けていると言います。
最近の後藤さんと言えば、2018年10月31日に23年振りに女優復帰を発表。
2019年12月公開の映画「男はつらいよ」シリーズ50作目でスクリーン復帰しました。
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