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金萬福…現在は宇都宮のお店で料理長を務めている?!

「せんそーだよぉ~ん」の決まり文句に、片言の日本語でおもしろ料理人として1990年代に人気を博した「金萬福」さん。
現在の金萬福さんは宇都宮のお店で料理長をしているとのことですが、これまでどのような経緯があったのでしょうか?

名前:金萬福(きんまんぷく)
生年月日:1954年4月24日
職業:広東料理の料理人、タレント
所属:スカイコーポレーション
出身:香港




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金萬福さんは13歳の時に祖父・張文(香港の一流大飯店栄華酒楼の料理長)の元に弟子入りし、若干23歳で香港「鳳凰酒楼」の料理長になりました。
1988年、34歳の時に来日し、新宿「桂林」に勤務します。

その後は甲府富士屋ホテルや新横浜プリンスホテルの料理長を務め、1992年に出演したテレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」で一躍注目を浴びました。
そこからは伊丹十三監督の映画「スーパーの女」や、明星食品のCM「一平ちゃんラーメン」などに出演し、多岐に渡って活躍しました。

1993年には広東名彩・烤金(かおきん) 、2003年には赤坂蓬莱倶楽部で総料理長を務めています。
そうして2007年から現在に至るまで、金萬福さんは栃木県宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデ内にある中華料理店「竹園(ちくえん)」の総料理長を務めているのです。

「竹園」は広東料理をメインにして、四川料理を加えた本格派の中華料理店です。
市の中心部に位置することから、結婚披露宴を始めとして各種パーティー、忘・新年会にも利用されるお店です。

その前までは赤坂蓬菜倶楽部でも総料理長をしていましたが、ビルの建て替えに伴い閉店となってしまいます。
その際に声をかけられたのが、現在も料理長を務める「竹園」でした。

最初は東京が恋しくなることもあったけど、すぐに慣れたね。今じゃ、休日は県内にいっぱいある温泉に行ったりして、楽しくやってる

という金萬福さんは、現在も料理長の仕事だけでなく、イベントやテレビ出演など積極的に活動しています。

一般的に、ホテルに入っている中国料理の料理長ともなれば、かなりのお給料をもらっているのだろうと思ってしまいますが、実は金萬福さんの住まいは六畳一間…
しかも、市内の借り上げ社宅なのです。

家族を香港に残し、31年も日本で一人暮らしをしている金萬福さん。
30年以上前に香港で料理人と働いている時に6歳年下の香港人女性と結婚し、1988年から活動の場を日本に移して単身赴任となりました。
香港には一男一女がいて、日本で働きながら仕送りを続けているのです。

また、家族と日本で一緒に暮らさない理由に関しては、

娘は日本で言う派遣社員。息子はまだ学生ね
なぜ、一緒に住まないかって?
子供たちはずっと香港に住んでるから.今さら日本に来ても苦労するだけよ

とのことでした。

面白キャラのイメージ金萬福さんですが、数々のお店の料理長を務めており、料理の腕は確か。
この点は同じく広東料理の料理人の周富徳さんも認めています。

それほどの才能を持った人が六畳一間の借り上げ社宅で暮らしているのには驚きを隠せませんが、いつの日か金萬福さんが家族一緒に暮らせる日が来ることを願っています。




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