1987年6月17日に「おこりんぼの人魚」で歌手デビューを果たした「仁藤優子」さん。
この年に日本歌謡大賞で放送音楽新人賞を受賞し、アイドルの中でもその高い歌唱力が評価されていました。
しかし、その後は喉(のど)の不調などにより、歌手としての活動を断念しています。
果たして仁藤さんに何が起きたのでしょうか。
また、現在の仁藤さんはどのような活動をしているのでしょうか。
名前:仁藤優子(にとうゆうこ)
本名:栗田優子(くりたゆうこ)
生年月日:1971年8月28日(47歳)
職業:女優
所属:ヘリンボーン
出身:千葉県千葉市
学歴:堀越高等学校
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1986年のホリプロタレントスカウトキャラバンで中森明菜さんの名曲「少女A」を歌って、アクターアクトレス賞を受賞した仁藤優子さん。
この受賞がきっかけで芸能界入りが決まり、その後は「おこりんぼの人魚」で日本歌謡大賞で放送音楽新人賞を受賞しました。
このデビュー曲を皮切りに歌手として活躍していくだろうと思われた矢先、仁藤さんは喉(のど)の不調から歌手としての活動を断念してしまいます。
果たしてこの喉の不調とはどのようなものだったのでしょうか。
この喉の不調は仁藤さんのファーストアルバム「SUMMER STREAM」(1987年)のレコーディングが原因だと言われています。
仁藤さんはこのレコーディングの際に、出ない音域の声を無理して出していました。
この無理が喉を痛めてしまい、それからは以前は出せた音域の声すら出せなくなってしまったと言うのです。
では、この仁藤さんの喉はどのような症状だったのでしょうか。
よくカラオケなどで何曲も歌ったり、無理に高音出したりして、声が枯れたりして喉を痛めることがあります。
しかし、通常は1~2日で症状も回復し、再び元の声が出せるようになるかと思います。
しかし、仁藤さんの症状は戻りませんでした。
この原因は明らかになっていませんが、様々な要因が考えられます。
例えば、「声帯結節」や「声帯ポリーブ」ができたという可能性もあるでしょう。
声帯結節や声帯ポリープは声をよく出す人の声帯にできることの多い病気です。
保母さんやバスガイド、教師や歌手などに多くみられる病気で、カラオケの歌い過ぎによってもできることがあると言います。
声帯結節や声帯ポリープができると、ガラガラ声になったり、高音発声ができなくなったりすることもあります。
軽度な場合は、しばらく歌うのを止めたり、薬で治ります。
ただ、それ以上になると手術も必要で、手術した歌声が完全には元に戻らないことも多く、特に声帯ポリープをきっかけに歌唱法や楽曲の方向性の変えなければいけなかったり、時には歌手活動自体ができなくこともあるそうです。
芸能界でも声帯ポリープの手術をした人は多く、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さん、タレントの水沢アリーさん、女優の小松千春さん、シンガーソングライターのYU―Aさんらが経験しています。
他の原因としては「イップス」の可能性もあるかもしれません。
イップス(Yips)とは、元々ゴルフや野球などスポーツの世界で使われた症状です。
アスリートが精神的なダメージを受けたり、極度に緊張することで筋肉が硬直してしまい、本番になると普段通りのプレイができなくなってしまうというものです。
歌手にもこのイップスが発生することが知られており、「ちゃんと歌わなければ」と思えば思うほど、「もし、上手く歌えなかったらどうしよう」という不安が強くなったりすることで発症することがあります。
特に声帯はデリケートで、その時の人の感情に左右されます。
緊張で声が震える、大きなショックを受けた人が言葉が話せなくなったなどと言った話を耳にしたことがあるかと思いますが、これもイップスの一種と言って良いでしょう。
もちろん、仁藤さんが声帯ポリープやイップスであったという情報はありません。
そのため想像の範疇になってしまうのですが、ひょっとすると、この辺りのことが原因で歌手を断念したのかもしれません。
そんな仁藤さんですが最近は主に女優として活動し、舞台や映画、テレビドラマ「東野圭吾ミステリーズ」(2012年)や、「ジゴロinシェアハウス」(2015年)に出演されていました。
また、2009年4月につかこうへい事務所制作の舞台で知り合った声優の西凛太朗さんと結婚し、2010年11月5日に長男が生まれています。
現在は家族3人で空手教室に通っていることがブログなどで紹介されています。
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