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宮沢りえ…サンタフェの前に無許可でビデオを出されたことがある?!




 

11歳の頃にモデルとしてデビューし、その後は女優としてテレビドラマ「青春オーロラ・スピン スワンの涙」や、映画「紙の月」などに出演していた「宮沢りえ」さん。

宮沢さんと言えば、1991年発売された写真集「Santa Fe」(サンタフェ)が150万部の大ヒットを記録したことでも知られています。
しかし、実はサンタフェが発売された1991年よりも前に、写真集「Quelle Surprise」(クエレ サプライズ)(1989年)の発売に際して思いがけないトラブルに見舞われたことがありました。

名前:宮沢りえ(みやざわりえ)
本名:森田りえ
生年月日:1973年4月6日(46歳)
職業:女優、ファッションモデル、歌手
所属:エムツー企画
出身:東京都練馬区




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宮沢りえさんは「Santa Fe」(サンタフェ)の前にも、「Pour Amitie」(1989年)や「Quelle Surprise」(1989年)、「Rie Miyazawa(FRAGILE)」(1990年)などの写真集を出しています。

ただ、問題となったのは写真集というよりも、1989年の年末に発売された「スーパーモモコスペシャル きらっと輝く めっけ!」というビデオ作品でした。

このビデオは、当時8人の売れっ子アイドルが登場するというオムニバスもので、この中に、数分間にわたって宮沢さんの登場シーンがあったのです。

実はこのビデオに使われた映像は、1989年の初めに宮沢さんがアフリカへCM撮影に出かけた際、グラビア取材のため同行したスタッフが、片手間に8ミリビデオで撮ったものでした。
ビデオにはアフリカでの宮沢さんの仕事ぶりや、撮影の合間の表情、それに買い物を楽しむ様子などが収められていたのです。

ところがその後、このビデオが宮沢さんサイドには何の断りもなく使用されていたことが明らかになりました。
しかも、セクシービデオのようなの広告まで登場しており、これが宮沢さんサイドの激しい怒りを呼ぶことになったのです。

当時、宮沢さんが所属していたオフィス・メイは、1990年1月に発売元に対して正式に抗議すると同時に、問題のビデオを回収するよう申し入れました。
しかし、2ヵ月が経過してもビデオの一部が回収されたのみの対応だったのです。

そのため、止む無く1990年3月14日に、東京地裁に提訴することになりました。
宮沢さんサイドが訴えたのは「肖像権の侵害」や、ビジネスの上での「契約」に関する問題です。

しかし、そういった法的な問題以上に大きかったのは、このビデオが宮沢さんのファンとの間の信頼関係を壊しかねないということでした。
と言うのも1989年12月10日、宮沢さんは写真集とビデオがセットになった「Quelle Surprise」という作品を問題のビデオとは別の会社から発売しています。
これは、プロのカメラマンが、ちゃんとヨーロッパロケをして撮ったもので、値段は3900円でした。

オフィス・メイでは、宮沢さんのファンには若い人が多いことから、若い人にも買いやすいように、できるだけ安い価格で提供するようにしていたのです。

ところが、問題になった「スーパーモモコスペシャル きらっと輝く めっけ!」の値段は15300円。
内容的に違うとは言えども、パッケージには、大きく宮沢さんの写真が使われており、まるで「Quelle Surprise」に対抗するかのように、ほぼ同時期に発売されていました。

これでは宮沢さんのファンに混乱を招きかねない…
宮沢さんサイドとしては、何よりも、そのことが一番の心配だったのです。

オフィス・メイの高木良夫社長は、

「Quelle Surprise」はちゃんとしたプロが撮っているのに、一方は素人の撮ったもの。もちろん、内容的には数段劣ります。でも、それが何倍もの値段で売られているんですよ。しかも(セクシー)ビデオまがいの広告まで出されて。りえのファンのことを考えたら本当に胸が痛みます。こういうことをやられては、りえとファンの間にある信頼関係が壊されかねません。そのために、あえて告訴に踏みきったのです。

とコメント。

宮沢さんにとってはデビュー以来、初めて持ち上がった告訴騒ぎでした。
オフィス・メイはこの時、5000万円の損害賠償を求めたとも言われたのです。

ちなみに、当の宮沢さんは?と言うと、3月18日に「緑の果て」(NHK)のドラマロケのため、南米・エクアドルに向けて出発。
その際に告訴騒ぎについて聞かれると、

買っちゃったファンの人がかわいそう。これからは私が認めた本物だけにしてね。じゃあ行ってきます!!

と、それほど落ち込んだ様子はありませんでした。

その後の裁判がどのような結果になったのかはわかりませんが…
「スーパーモモコスペシャル きらっと輝く めっけ!」は、宮沢さんの作品として認められることはなく、現在は幻の作品としてインターネットで販売されているのを見かけることがあります。




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