テレビドラマ「峠の群像」や「炎立つ」などに出演していた俳優の「名高達男」さん。
名高さんのスキャンダルと言えば、西尾かおるさんとの婚約破棄会見が有名ですが、実はその他にも過去に乱闘事件に巻き込まれたことがあったのです。
果たして、その経緯とはどのようなものだったのでしょうか。
名前:名高達男(なだかたつお)
本名:名高達夫(なだかたつお)
別名義:名高達朗、名高達郎
生年月日:1951年2月9日(68歳)
職業:俳優、画家、タレント
所属:プロダクション尾木
出身:京都府京都市伏見区
学歴:金沢工業大学機械工学科
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1987年3月9日、元婚約者・西尾かおるさん(当時26歳)がパリから帰国した前夜…
名高さん(当時36歳)は東京・六本木で乱闘事件騒動に巻き込まれていました。
実は当時、西尾さんは東京興信所の元副社長・白橋栄治さんを名誉棄損で告訴する意向を示していましたが、一方で名高さんの方は傷害で告訴されかねないという事件が起きていたのです。
事件は1987年3月8日の夜11時頃、六本木にあったスナック「サンジュリアン」で起きました。
被害者だと主張するAさんと名高さんは、当夜食事に行った麻布十番の居酒屋「丸十」でたまたま隣り合わせたというだけで、過去に面識があったわけではありません。
ところがボクシングのヘビー級タイトルマッチをテレビ観戦している時に、幸か不幸か二人はすっかり意気投合。
Aさんは名高さんに、
カラオケができる店が六本木にあるんです。そこへ行って飲みませんか?
と誘い、名高さんもその誘いに乗ったのです。
そうして、名高さんと2人のスタッフは場所を「サンジュリアン」に変えました。
時間は午後10時頃のことです。
ちなみに、ここまでに関しては両者の主張はぴったりと一致します。
ところが、この後の行動に関して双方の主張が微妙に食い違い出しました。
まず喧嘩の原因については、サンジュリアンの店長・佐藤高さん(当時35歳)はこう証言しています。
名高さんの付き人(スタッフ)の一人が、若い女性客2人組の手を引っ張って「一緒に飲もうよ」と誘った。それをAさんがたしなめた。それからムードが険悪になったんです。
ところが名高さん側は、
トラブルが起こったのは、酔ってカラミっぽくなったAさんがスタッフの頭をコツンとやったため。
と主張しました。
また、乱闘については、サンジュリアンの店長・佐藤さんは、
言い合いになって、名高さんはAさんの胸ぐらを取って「表へ出ろ」と怒鳴りながら、すごい力で店の表へ引きずって行った。
とコメント。
一方の名高さんは、
いや、店内でトラブルを起こしたくなかったので引っ張っていった程度です。
さらに当時、現場にはAさんの奥さんもいました。
サンジュリアンの店長・佐藤さんは、
奥さんも、名高の連れの背の高い男に殴られていました。
と証言すると、名高さんは、
いや、奥さんはその時店の中にいた。そんなことは一切ありません。
と主張したのです。
双方の供述はこのような形ですが、結果的にAさんはこの乱闘で胸と足に全治3週間の打撲傷。
そうして翌9日には、Aさんは麻布署に被害届を出しました。
このような事件になっていると名高さん側が知ったのは、その4日後…
Aさんの弟と名乗る人物からの強い抗議内容の電話によってわかったのです。
ここまで話が大きくなっては、名高さんの方も黙ってはいられず、3月17日に国際放映で配者会見に応じた名高さんは、
酒の席のことでもありますが、初対面の人と軽々しく飲みに行った点は深く反省しています。自分のスタッフのこととは言え、止めに入ってこんなことになるんじゃ、止めない方が良かった。
とコメントしたのでした。
記者からは、「西尾かおるさんとの一件以来、周辺が騒がしいが…」という質問を受けると、
それと今回のこととは違うので、差し控えさせてください。
と答え、「事情聴取されたら?」の質問には、
もちろん喜んで行きます。
と答えたのでした。
そうして最後には、
とにかく今の自分は自然体でいるしかありません。周りの人に迷惑をかけたくない。いくつかのCMも「やめさせて頂きます」と申し入れをしました。
と語ったのです。
俳優、名高達男さんの若い頃(「名高達郎」時代)に起きた乱闘スキャンダルでした。
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