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戸田蔵人…2008年の事故と裁判の結果




 

岩手県藤沢町のコース(藤沢スポーツランド)にて「チームスズキモトクロス」のライダーであった「戸田蔵人(とだくらうど)」選手…
しかし2008年6月18日、戸田選手は不慮の事故に遭い、そこからヤマハ発動機との裁判が始まりました。

名前:戸田蔵人(とだくらうど)
愛称:クラウディ
生年月日:1980年6月5日~2015年12月29日(享年35歳)
職業:モトクロスレーサー
出身:茨城県土浦市



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事故の経緯は2008年6月18日16時25分頃…
モトクロッサーRM-Z450WSで走行中だった戸田選手がジャンプをしたところ、ブラインドジャンプの着地地点でエンデューロマシンで走行していたヤマハ発動機契約のチームトレーナーの男性と衝突する事故が発生しました。

事故後に男性は亡くなり、戸田選手は下半身まひの障害を負いました。

戸田選手はこの度の事故に際し、ヤマハ発動機(静岡県磐田市)などを相手取り、3億7000万円の損害賠償を求め、さいたま地裁に2010年5月14日に提訴しました。

訴状では

コースを利用するのは、当初ヤマハが運営する「ジュビロレーシング・チーム」と、スズキのプロライダーのみという約束でしたが、ヤマハの男性トレーナーが「走行してみたい」とバイクでコースに進入。
ジャンプ台の着地点にいた男性に、タイムアタック中だった戸田選手が衝突し、ほぼ全身まひの障害を負わされた。

とされています。

原告側(戸田選手)はヤマハ発動機の監督が、男性の進入を強く制止しなかったことや、ヤマハの選手が、

今走っているのはプロ。避けてくれるから走っても大丈夫。

と男性を止めなかったために事故が起きたと主張していました。

2008年11月30日に裁判所からの和解案に、戸田蔵人選手とヤマハ発動機の双方が合意したことで、一応の決着がついた形になっています。

またヤマハ発動機は2008年の全日本モトクロス選手権第7戦東北大会の出場辞退し、事故調査を進め、事故再発防止を図るとコメントし、「チームスズキモトクロス」も解散しています。

戸田選手は医師から「自力で歩くことができないこと」と車いす生活を余儀なくされましたが、「絶対に歩けるようになる」と信じ、専門の医師を訪ねるなどして治療に当たっていました。

そうして車椅子でも操縦ができる専用のモトクロッサーを製作し、体をモトクロッサーに縛り付けた状態で大会に出場したのです。

しかし2015年12月29日…
かすみがうら市内の私設サーキットで、ジャンプの練習中にバイクが着地した際に出火し、戸田選手は逃げ遅れてた際の大やけどが原因で帰らぬ人となってしまったのです。




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