石垣食品の「ミネラル麦茶」のCMや「ひょっこりひょうたん島」の声優など活躍した「松島トモ子」さん…
しかし、彼女を有名にしたのはCM出演や声優としてではなく、1986年に起きた事故で「ライオンに噛まれた女優」というイメージがついたからではないでしょうか?
名前:松島トモ子(まつしまともこ)
本名:松島奉子(まつしまともこ)
生年月日:1945年7月10日(73歳)
職業:歌手、女優、タレント
出生地:満州国奉天
学歴:大東学園高等学校
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事故が起きたのは、ケニアの首都ナイロビから北東250キロにあるコラ動物保護区…
「野生のエルザ」の著者、故ジョイ・アダムソンの夫であるジョージを訪ねる日本テレビ系のドキュメンタリー番組「TIME21」の取材初日のことでした。
1986年1月28日、松島さんはジョージにインタビューし、その後、車で彼が以前飼っていたライオンの家族を見に出かけました。
ライオンを眺めながら、ウイスキーを飲むのが楽しみというジョージとともに車を降り、子供のライオンを見ていた松島さんでしたが、無線が入ったジョージが車に戻った時、背後から母ライオンに襲われることになります。
おそらく母ライオンが子供を守るために起こした行動なのでしょう。
ふと気配を感じて後ろを振り向くと、目の前に鋭い牙!ドングリ眼をもっと丸くして叫んだけれど、前脚で頭をカツンとやられて気を失ってしまいました。
気が付くと頭から血が流れて目を開けられず、2~3メートル引きずられていました。
悲鳴で駆けつけたジョージに助けられたけど、飛行機で医者が来たのが翌日…
傷は頭、背中、右足太ももの3ヵ所で全治10日…
でも、化膿がなければ このまま仕事を続けて2月の中頃帰国予定。
松島さんはライオンに襲われた後、このように語り、事件から2日後には保護区に戻って取材を続けたのです。
しかし、復帰して1週間後の2月7日…
信じられないことに、今度はヒョウに襲われます。
それは松島さんがヒョウを野生に戻す仕事をしているトニー・フィッツジョンに夕食に招かれた際のことでした。
案内するトニーが松島さんの手を引いた時、嫉妬した雌ヒョウが飛びかかってきたのです。
ヒョウは逃げようとする松島さんの首に歯を立てました。
自分の骨がガリガリ音を立てて砕けるのが聞こえ、今度こそ死ぬって思いました。
当時の感想をこのように語る松島さんでしたが、スタッフが必死にヒョウを追い払ってみると、首の骨が2カ所も損傷する重傷を負っていたのです。
またしても飛行機でナイロビに運ばれて3日間入院となりました。
そして2月17日、首に治療用ギプスをはめた痛々しい姿で帰国…
ライオンとヒョウと立て続けに猛獣に襲われた松島さんが当時、どう語ったかというと…
ライオンもヒョウも悪くない。傷のことは気にしていません。アフリカにはまた行ってみたい。
さらに母親ライオンに
ライオンが頭を叩いてくれたんで、なんだか頭が良くなったみたいだわ。
とアフリカから電話をかけたといいます。
その後、松島さんは2010年秋のTBS「クイズ☆タレント名鑑」(TBSテレビ)で、
ライオンの餌になりかかったことがあるんですけど、ライオンに餌やったことがないので、どんなもんかと思って…
とライオンに餌を与える企画にチャレンジ。
猛獣への松島さんの餌やりは番組の名物コーナーとなりました。
また、東日本大震災の後、知人に呼ばれて避難所を訪問した際も「ライオンとヒョウの話をしてください」と言われたとか…
最近では映画「テルマエ・ロマエII」(2014年)などにも出演し、ライオンとヒョウに噛まれたことなど嘘のように活躍されています。
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