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2017年8月17日、著名な人形作家・「堀佳子」さんが逮捕されました。
容疑は2013年3月~4月にかけて3回、岡山県在住の男性から815万円をだまし取った疑いがあったためです。
さらに堀容疑者は、その他にも男女3人合わせて約8700万円をだまし取ったとして、告訴されているのです。
名前:堀佳子(ほりよしこ)
生年月日:1963年生まれ(54歳)
職業:人形作家
出身:岡山県
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堀佳子(人形作家)が抱えていた借金問題とは?!
堀さんが人形作家として注目され始めたのは1980年代…
バブル全盛期ということもあり、堀さんは地元との岡山県で個展や教室を開いていました。
1994年には倉敷市美術館で個展を開催し、翌年1995年にはイタリア・ミラノ展も開催しています。
特に彼女の作る球体関節人形(関節部が球体によって形成されている人形の総称)は人気があり、中には数十万円から百万円近くで売れる物もあったそうです。
また本の出版やNHKを始めとしてて、いくつかのテレビにも出演するまでになり、彼女の球体関節人形は中島美嘉さんなど芸能人にもファンが多く、ロックバンド・黒夢のイメージビジュアルにも人形が採用をされたこともあったのです。
人形作家として順風満帆に見えた堀さんでしたが、バブル崩壊の煽りを受けたのか(48歳の時に銀座の画廊で借金をしたという説も)、その後は資金繰りが悪化…
ここから彼女の借金人生が始まります。
個展を開くという目的で近所住民に電話をしたり、中には30分以上も頭を畳に擦りつけてお金の無心をしていたそうです。
そうして今回のように岡山県の男性から現金800万円、60代の元タクシー運転手の男性からは約7000万円をだまし取ったという今回の経緯があったのです。
堀さんの手口は基本的に人形制作費や個展の費用を援助して欲しいというもので、返済を何とか引き延ばすように頼んだり、元タクシー運転手の男性からは色仕掛けで男女の関係になって財産を全て持って行かれたというケースもありました。
もちろん借りたお金も戻ってくることはなく、基本的には音信不通になるパターンです。
2011年には自己破産…
2011年時点でわかっているだけで、合計63人に約2400万円の債務がありました。
さらに今回の約8700万円も合わせると、1億円以上を借りていたことになります。
堀佳子(人形作家)とマネジャーとの関係
さて、著名な人形作家であった堀佳子さんは、なぜここまでお金が必要だったのでしょうか?…
実は堀さんは「マネジャーに騙されてやったことで一円も自分には入ってきていない」という旨の証言をしているのです。
ちなみに今回の事件では、堀さんと一緒にこの元マネージャーも逮捕されています。
彼女のマネージャーというのが、同じ高校の同級生…
堀さんとは同窓会で再開し、そのまま人形作家とそのマネジャーという関係になったようです。
また堀さんが逃走している間、マネジャーは彼女の家に数か月間住んでいたという話もあるのです。
ただ、一方のマネジャーは堀さんの話を完全否定…
元タクシー運転手の男性からもマネジャーから弁護士を紹介されたと擁護する話があったり、マネジャー自身も堀さんにお金を貸しているらしいのです。
どうやらこの事件、まだ真相が明らかになっていない部分が多く、逮捕された堀さんが単独で詐欺を行ったのか、それとも何かしらマネジャーが関係しているのか現状ではわかりません。
何より気になるのが、詐欺で集めたお金は何に消えたのか?…
わかっているだけでも1億円近いお金が消えています。
到底、人形制作や個展などで消えてしまう金額ではありません。
この事件がどのような結末を迎えるのか、注目していきたいと思います。
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