誕生日が閏日(うるうび)の2月29日で、「4年に1度しか誕生日がこないのはかわいそうだから…」と、1日ずらしてもらった「峰竜太」さん。
「大都会」や「西部警察」など、石原プロのドラマで刑事を演じ、情報・バラエティー番組でも主婦層を中心に人気者となった人物です。
そんな峰さんの石原プロ入りのきっかけは1975年、初代・林家三平さんの長女、海老名美どりさんとの結婚だったのですが、愛妻家として知られていた峰さんが1982年2月に女優のマンションに通う姿が女性誌にキャッチされてしまいました。
名前:峰竜太(みねりゅうた)
本名:下嶋清志(しもじまきよし)
生年月日:1952年3月1日(67歳)
職業:俳優、タレント、司会者
出生地:長野県下伊那郡下條村
学歴:長野県阿南高等学校
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1982年2月16日、夜8時前のことでした。
日活ロマンポルノの人気女優、朝比奈順子さんのマンション前に峰さん(当時29歳)の車が止まり、程なく朝比奈さんが助手席に乗り込みました。
しかし走り出した後、信号でいったん停車した車の前に女性誌のカメラマンが立ちはだかったのです。
朝比奈さんは顔を伏せ、峰さんはハンドルを持った腕で顔を隠しながら急発進させましたが、2人の慌てる姿はカメラにバッチリ収められたのです。
浮気や熱愛の現場を押さえられた時、「単なる友達」と言い逃れをする芸能人は多いのですが、ウソをつけない性格の峰さんは意外な行動に出ました。
なんと峰さんは美どり夫人に電話をかけ、「写真撮られちゃった、ごめんなさい」と浮気を告白し、今後の対応を相談したのです。
電話を受けた美どりさんは最初、冗談だと思ったといいます。
峰さんはかつて遊んでいましたが、結婚して7年…
美どりさんは露ほども峰を疑っていなかったそうです。
それだけに本当だとわかった途端、大噴火…
帰宅した峰さんはひっぱたかれるわ、殴られるわ、蹴られるわで散々でした。
そんな修羅場に割って入ったのが、美どりさんの母であり、初代三平夫人の香葉子さんでした。
「私もお父さんには散々泣かされたのよ」と二人を仲裁…
美どりさんは朝比奈さんときっぱり別れることを条件に矛を収めたのです。
翌々日の18日、峰さん、朝比奈さん、美どりさんの3者が都内某所で”対決”…
これ以上深入りしないということで3人で握手、騒動は解決しました。
そして、ケジメだけはきちんとつけようと23日には、夫婦そろっての”浮気謝罪・和解会見”が開かれたのです。
美どりさんは「騒ぎをこれ以上深刻にしたくない」と笑顔を見せましたが、峰さんは「何も言うことはありません」と小さくなるばかり…
また「二度と浮気はしません」と誓いました。
そうして、しばらくの間は分刻みで居所を美どりさんに報告する日々が続いたのです。
一連の騒動に対し、香葉子さんは「“雨降って地固まる”の言葉通り、2人はこれからうまくやっていきそう」と語っていました。
事件後、行われた3者会談では峰さんに「もっと上手にやらなきゃ」、美どりさんに対しては「キュウキュウ押さえつけてもだめなのよ」と余裕の大岡裁きぶりだったと言います。
その後の峰さんですが、「浮気会見で開き直れた。カミさんに頭が上がらないというキャラクターもできて、仕事もやりやすくなった」と、恐妻家キャラを売りに仕事の幅を広げていきました。
浮気については「一応俳優ですから色気を持っていたい…」とアブナイ発言もありながら、証拠を握られたときは、美どりさんからいきなりパンチという場面もあるということもあってか、夫婦仲は良好のようです。
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