1986年9月25日に秋田県男鹿市体育館の対豊田記代戦でデビューした「アジャコング」さん。
女子プロレスラーとして一世風靡した彼女は、可愛らしい本名「江利花(えりか)ちゃん」からは想像ができない100kgを超える体重から繰り出すパワフルなファイトが特徴でもありました。
名前:アジャ・コング
本名:宍戸江利花(ししどえりか)
生年月日:1970年9月25日(48歳)
職業:女子プロレスラー、女優、タレント
所属:OZアカデミー女子プロレス、WAHAHA本舗
出身:東京都立川市
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アジャコングさんは、父親がアフリカ系アメリカ人で母親が日本人の両親の下で生まれました。
本名である「江利花(えりか)」という名前は、父親がエリカ属(ツツジ科の植物の属)の花から命名したそうです。
父親が幼少時に父が突然、本国召還されたため離別を余儀なくされ、母子家庭に育ち(母は父との関係から親戚全てから絶縁されていました)、中学卒業まで深刻なイジメに悩み続けていました。
プロレスの世界で強くなろうとしたのは、少なからずイジメの影響があったのです。
当時女子プロレス界では、長与千種さんとライオネス飛鳥さんのタッグチームである「クラッシュギャルズ」が大全盛…
高校へ行ってもイジメが続くのかとか悩んでいたアジャコングさんは、ダンプ松本さんに立ち向かっていくクラッシュギャルズを見て、「この世界に入れば自分も報われるかもしれない」と思い、中学卒業後に全日本女子プロレス入門しました。
そうして1986年9月25日には対豊田記代戦でデビュー…
対抗戦ブームの頃には同期対決で活躍したのです。
しかし、1990年に母親が肝臓癌で亡くなるという事態に見舞われてしまいます…
アジャコングさんはその悲しみをバネに一層奮起することになりました。
1997年には全日本女子プロレスを退団し、フリーランスに…
2000年代はハッスルなどの男子プロレスにも活動領域を広げ、2007年にはOZアカデミー認定無差別級初代王者決定トーナメントで初代女王にも輝きました。
一方でタレントとしても活動しており、清涼飲料水「きりり」のCMで瀬戸朝香さんと共演したり、映画「自虐の詩」に主人公の親友「熊本さん」役で出演しています。
ちなみに、この頃の月収は最高で1200万くらいだったとか…
全日本女子プロレス時代の基本給が18万から考えると、まさに破格です。
2010年7月にはタレントとしてWAHAHA本舗へ移籍…
劇団本公演へ出演したり、老人介護の闇を暴く映画「老獄/OLD PRISON」で主演の看護婦役に抜擢されたりと、プロレスラーに加え、タレント・女優としても活躍しました。
そんなアジャコングさんの現在といえば、40代後半にして未だプロレスラーとして活動しています。
OZアカデミー女子プロレスに所属し、2016年7月には後楽園ホールにて「アジャコング30周年記念興行~SUMMER JUMBO 寿~」が開催されました。
2017年12月21日のブログでも、
路上プロレスしてきましたヽ(・ω・)人(´∀`)ノ
オフィシャルなのにblog全然更新しなくてゴメンなさい(m´・ω・`)m
とコメントし、未だに現役であることがわかります。
きっとこれからもプロレスラーとタレント、女優など様々な活動を続けていくのでしょう。
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