かつて不倫騒動で度肝を抜いたゴシップと言えば、タレントの「川崎麻世」さん(当時30歳)とカイヤさん(当時31歳)夫婦が話題にあがるのではないでしょうか。
1990年に結婚した川崎さんとカイヤさん。
不倫騒動の末、川崎さんが嫁のカイヤさん同席の前代未聞の記者会見を開いたのは1993年のことでした。
名前:川﨑麻世(かわさきまよ)
生年月日:1963年3月1日(56歳)
職業:男性タレント、俳優、歌手
所属:オフィスのいり
出生地:京都市北区上賀茂
学歴:東京工芸大学短期大学部画像技術科グラフィックデザインコース卒業
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1993年7月15日夜、東京・宝塚劇場の稽古場に大勢の報道陣が集まっていました。
写真誌「フライデー」が掲載した斉藤由貴さん(当時26歳)との不倫について設けられた川﨑麻世さんの釈明会見だったのです。
年上の女房カイヤさんが川崎さんを先導して出て来ると会場はどよめきました。
お揃いのジーンズ、Tシャツ、ブーツというありえないペアルックだったのです。
カイヤさんは会見の間中、仁王立ちで腕組みをし、亭主の言い分を一言も聞き漏らさず、鋭い眼光で睨(にら)みつけていました。
無精ヒゲを伸ばし、憔悴(しょうすい)しきった表情で涙声で語る川崎さん。
3年前にすごく幸せな結婚式を挙げて、頑張ろうという気持ちできたんですが…素晴らしい家庭がありながら、バカだったと思います
ひたすら謝りました。深く反省して、これからちゃんとやっていこうと思っています。離婚?そういう気持ちはまったくありません
と、この間、25分も語りました。
川崎さんは深々と頭を下げ、カイヤさんは口を真一文字に結んで厳しい表情のまま…
会見が終わると二人揃って退場したのです。
この日の行動についてカイヤさんは後日、「会見同伴は夫を愛すればこその行動」と語りました。
そして不倫相手の斉藤さんが4日後の19日、海外のロケ先から帰国します。
そうして会見を行って機内で書いた声明文を読み上げました。
「フライデー」で表に出ましたが、結果的にはこれでよかったと思います。はっきりと自分のうかつさと軽率さを思い知らされて、度を越した付き合い方を断ち切ることになるからです
と、こちらはサバサバしたものでした。
さらに「報道されてみんなに言われて謝っているという感じ」と悪びれる様子もなかったのです。
「前の人とのことがあったにもかかわらず、学ばない人間なんだなと自分のことが悲しいです」ともありました。
前の人とは尾崎豊さんのことです。
斉藤さんは尾崎さんと不倫し、その教訓を活かさず、再び同じ過ちを犯したことを反省…
川崎さんと斉藤さんの二人は、お互いの会見で別れを言い合って不倫にピリオドを打ったのでした。
この一連の騒ぎはカイヤさんにとってプラスになります。
それまでカイヤさんは、川崎さんに厳命されて家に引っ込み、子育ての傍ら自宅で英語を教え、内助の功に徹していました。
しかし、元ユニチカ水着キャンペーンガールの美貌とグラマラスなボディー。
会見で猛烈妻のイメージが強烈だったことから、テレビで引っ張りだこになり、今なお活躍しています。
もっとも、川崎さんの浮気癖はその後も直らず…
1999年にも浮気相手のホステスから不倫をバラされて大騒動に。
2011年5月には元モー娘。の中沢裕子さんとの浮気をキャッチされました。
つまりはあの会見以降、川崎さんは不倫キャラになったのです。
カイヤさんは猛妻キャラがハッキリして芸能界を遊泳することができたのですから、何が幸いするかわかりません。
最近でも川崎さんは、映画「くらわんか!」(2017年)や、「キス・ミー・ケイト」(2017年)、テレビドラマ「慰謝料弁護士~あなたの涙、お金に変えましょう~」(2014年)などに出演するなど、大人しく俳優業に精を出しているようです。
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