サイトアイコン GOSSIP-HISTORY

田中美里…パニック障害で女優業の危機?!




 

1997年のNHK連続テレビ小説「あぐり」で主役のあぐり役を演じた「田中美里」さん。

その後も順調にキャリアを重ねていましたが、2000年12月、23歳でパニック障害を発症し、芸能活動を3カ月間休止、一時は女優生命の危機まで噂されたことがありました。

名前:田中美里(たなかみさと)
生年月日:1977年2月9日(42歳)
職業:女優、声優
所属:株式会社アンプレ
出身:石川県金沢市
学歴:北陸学院高等学校卒業



Sponsored Links
 

田中さんが体調の変化を感じたのは2000年春…
NHK時代劇「一絃の琴」の収録を行っていた頃でした。

従来の演出とはガラリとイメージが違う演技を要求され、セリフが出ない、動けないという状況に陥ってしまったのです。
この時は周囲のフォローもあり、何とか乗り切りましたが、体調不良は確実に進行していました。

7階のスタジオに入る田中さんはエレベーターを使わず階段を上っていました。
当初、健康のためかと思っていたマネジャーが話を聞いてみると、狭い空間に他人と一緒にいると動悸を感じたり、心拍数が異常に高くなったりするため、エレベーターに乗れないと告白したのです。

この時は「ちょっと疲れているのかなぁ」と思った田中さんでしたが、その後、翌2001年公開の映画「みすゞ」ロケ先の山口県に行った際、突然、人前で話せなくなりました。
さらに、わけもなく涙が出てくるというアクシデントも起きたのです。

さすがに「どこかがおかしい…」と気がついて、12月に病院で診察を受け「パニック障害」と診断されました。
そんな病気があるとは知らず、結果を聞いた田中さんは「え、何のこと?」と戸惑ったといいます。

しかも「いつ入院しますか?」と尋ねる医者に、「仕事が入っているので調整します」と答えたところ、医師から「どこかで休養しないと女優生命が終わってしまいますよ」と事態の深刻さを告げ、驚いて入院することになったのです。

しかし、個室で面会謝絶にも関わらず、点滴をやってくれる看護師にも恐怖を感じるようになり、5日で入院を切り上げ、自宅療養に切り替えました。
しばらくの間、日常の当たり前のことができなくなるなど、病状は好転しなかったといいます。

事務所が連絡を取ろうとしても田中さんにはつながらない…
翌年1月に主演が予定されていた単発ドラマもすべてキャンセル…
まさに「女優生命の危機」だったのです。

この状況を救ったのは信頼できる兄との同居…
さらに映画「みすゞ」の五十嵐匠監督でした。

監督は田中さんに「あなたしかいないのだから、あせらずに」と手紙を送り、回復を待っていたといいます。
映画のスタッフの励ましもあり、3月には徐々に体調も回復していきました。

「みすゞ」は震災の際に流れた、ACジャパンの差し替えCM「こだまでしょうか」でも知られる詩人、金子みすゞさんの生涯を描いた映画です。

田中さんは「私なんかが演じていいんだろうか?」とプレッシャーを感じたといいますが、みすゞさんの長女は田中さんと会った時に詩の一節を引用して、「“みんなちがってみんないお”そんなみすゞも居るんじゃないですか」と励ましました。

これで一気に気持ちが軽くなった田中さんは私生活でも「頑張りすぎない」スタイルになっていきます…

最近でもテレビドラマ「アシガール」(2017年・NHK総合)や、2018年公開予定の映画「ずぶぬれて犬ころ」、「糸」の出演しています。
現在もマイペースで女優業を続けているのですね。




Sponsored Links
 



モバイルバージョンを終了