「漫画の神様」と評されていた漫画家「手塚治虫」さん…
「ドラえもん」の藤子不二雄さんや、「天才バカボン」の赤塚不二夫さんなど、超有名な漫画家たちをはじめ数多くの人が、手塚さんに影響を受け、漫画家を志したといいます。
そんな漫画の神様、手塚さんは意外にもよくテレビに出演していたことで、こんな都市伝説がありました。
名前:手塚治虫(てづかおさむ)
生年月日:1928年11月3日~1989年2月9日(享年60歳)
職業:漫画家、アニメーター、アニメーション監督
出身:大阪府豊能郡豊中町
学歴:大阪帝国大学附属医学専門部卒業
Sponsored Links
手塚治虫さんは日本を代表する漫画の神様ですが、それと同時に意外にもテレビ出演の多い漫画家のひとりでした。
1983年10月6日に放送されたNHK番組「この人手塚治虫ショー」では、手塚さんの歌う「鉄腕アトム」が放送されたこともあります。
ピアノの名手として知られる手塚さんだけに、歌もさぞかしうまいのでは?と思われましたが、実はそうでもなかったのはご愛嬌…
ちなみに手塚さんは、学生時代に劇団に所属して役者の勉強もしていたといいます。
その時のトレーニングのおかげか、卒業後にふざけ半分で受けた民放のアナウンサー試験に見事合格し、落語家から「弟子にならないか?」とのオファーもあったとか。
なお後年、手塚さんは特撮ドラマ「バンパイヤ」に手塚治虫さん本人としてゲスト出演しています。
記者役の渡辺文雄さんにも引けを取らない名演を見せたほか、「カバヤジューC」、「文作くん11世」(ワープロ機)など数々のCMに出演…
TVアニメ「ワンダービートS(スクランブル)」では「手塚治虫ミニミニトーク」と題し、テレビ番組のワンコーナーを受け持つなど、「本当に漫画家か?!」と突っ込んでしまうくらいにメディア出演が多かった漫画家なのです。
それだけに自作の実写化には相当に厳しい一面も持っていたといいます。
手塚治虫さん原作の「ブラック·ジャック」の映像化は、今から40年近く前の1977年に制作された映画「瞳の中の訪問者」が最も古いものです。
その際に「ブラック・ジャック」の実写版を演じたのが、悪役俳優として有名な宍戸錠さんでした。
宍戸錠さんといえば、悪役を演じるためにあえて頬にシリコンを注入し、ユニークな姿で映画界を座頭したスターの一人です。
原作の「ブラック・ジャック」は少なくともスマートな優男風のイメージがあるため、まずこの時点でかなり突飛なキャスティングだったといえます…
さらに当時は特殊メイクの技術が未熟だったため、髪の白い部分は被り物で、顔の黒い部分は青いマスクをかぶることで表現していました。
その姿はまるで化け物そのもの…
この映画を見た手塚さんは、監督に「こんな人間がどこにいるんだ!」と抗議したという都市伝説があるのです。
Sponsored Links