1991年1月17日に「松坂慶子」さん（当時38歳）の結婚報道がスポーツ各紙の1面を飾りました。
相手はニューヨーク在住のギタリスト・「高内春彦」さん（当時36歳）…
2人は1月2日にニューヨークで挙式・入籍をすでに済ませていたのです。
名前：松坂慶子（まつざかけいこ）
本名：高内慶子（たかうちけいこ）
生年月日：1952年7月20日（66歳）
職業：女優、歌手、タレント
出身：東京都大田区
学歴：日本大学第二高校
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電話取材に答えた高内春彦さんは「詳しいことは17日に松坂からお話しします。帰国したら2人でご報告します」と語りました。
松坂さんの実父・英明さん（故人）も「もう40歳も目前ですからね。ホッとしています」と喜びのコメントを寄せたのです。
この時、松坂さんは舞台に出演中でした。
共演者や関係者には前日の16日、松坂さんから口頭で知らされたといいます。
まさに極秘裏に進められた寝耳に水の結婚でした。
当時の松坂さんと言えば、、映画「青春の門」、「蒲田行進曲」などで知られる売れっ子女優です。
しかも、英明さんが絶縁を盾に別離を迫ったという小坂一也さんとの関係や、公然の秘密といわれた深作欣二監督との関係などで騒がれた恋多き女性でもありました。
そんな松坂さん電撃婚だけに、1月17日に開かれる結婚報告会見にも注目が集まったのです。
午前10時半、築地の松竹本社に200人を超える報道陣が集結し、松坂さんが姿を現しました。
結婚指輪を輝かせながら、高内さんについて聞かれた松坂さんは、
昨年4月、次回作の役作りのためウォール街を案内してもらった時、急に頼もしく見えて結婚を意識しました。一緒にいるとゆったりとした気分になれるんです。昨年夏に（高内さんが音楽を担当した番組が日本で放送された）テレビに彼の名前が出た時、思わず画面に向かって“この人よ、この人”と叫んでしまいました。
などと声を弾ませながらのろけたのです。
また、新婚生活について質問が及ぶと、
一時は結婚のために女優をやめちゃおうかと思ったくらい。とにかく2人一緒の時間を大切にしたい 2週間以上離れて生活することのないようにしようと約束しています。
と意外にも一途で家庭的な思いを語るなど、終始笑顔の絶えない喜びいっぱいの会見でした。
極秘愛を実らせ、出会いから1500日が経ったようやくの結論だったのです。
しかし、意外にもこの模様が大きく取り上げられることはありませんでした。
会見の1時間あまり前に湾岸戦争が開戦したのが理由です。
各局とも緊急特番態勢となり、ワイドショーは全面放送中止、テレピでの放映はほとんどなしになりました。
新聞も1面ではなく芸能面での扱いに…
世間の関心も女優の結婚話どころではなくなってしまったのです。
この不測の事態は順風満帆とはいえない先行きを暗示するものだったといえるかもしれません。
松坂さんの実父・英明さんが仕事の不安定な高内さんを痛烈批判し、暴露本を出版する騒動に発展…
松坂父娘の確執は長引いて双方が激しくバッシングされたりしました。
その父娘関係も英明さんが2007年に亡くなる前には雪解けします。
高内さんとの間には娘が2人生まれ、女優デビューも果たすなど、今の松坂さんは幸せな生活を送っています。
家庭と仕事を両立させている数少ない大物だといえるでしょう。
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