2018年4月、フジテレビの報道局解説委員長でもある「反町理」氏が、フジテレビ内においてパワハラ・セクハラを行ったという疑惑があるというスクープが週刊文春から報じられました。
名前:反町理(そりまちおさむ)
生年月日:1964年4月26日(54歳)
職業:ジャーナリスト、フジテレビの報道局解説委員長
所属:フジテレビ
出身:神奈川県横浜市
学歴:早稲田大学政治経済学部政治学科、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科
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反町氏と言えば、1987年にフジテレビに入社した後は、首相官邸キャップ、政治部デスク等を経て、「BSフジLIVE プライムニュース」キャスターや「プライムニュース イブニング」のメインキャスターを担当していた大ベテランです。
そんな人物が本当にパワハラやセクハラを行っていたのか?…
結論から言えば、反町氏のパワハラ・セクハラ疑惑は完全に“クロ”だったようです。
その後のフジテレビの調査によると、反町氏は政治部の官邸キャップ時代に、後輩の若手女性記者をデートに誘いフラれると逆恨みしたり、政治部内で共有する取材メモを意図的にその女性に送らなかったり、時には罵倒することもあったと言います。
また、春の改編前にフジテレビが行った極秘調査では、被害者が少なくとも2人いたことが判明しました。
この件に関して5月1日、反町氏は200人ほどが集まった報道局の全体会議で深々と頭を下げ、「この気持ちについては当事者には私の口から直接お伝えした。今後は仕事で応えていくしかない、そのように考えております」と謝罪しています。
しかし当初、フジテレビの広報は「パワハラやセクハラの事実はなかったと認識している」と回答していました。
なぜ、反町氏が謝罪する流れとなったのでしょうか。
実は当時、反町氏がメインキャスターを務める「プライムニュース イブニング」の視聴率は約3パーセント前後と危機的状況にありました。
その上、パワハラ疑惑が浮上し、財務省の福田淳一次官(当時)のセクハラ問題を本腰入れて報じられないなどの問題も出ていたのです。
また、社内の女性局員から「説明して欲しい」などの声があがっていました。
結局、報道機関として被害者に謝らないとまずいという結論になり、反町氏が渋々、謝罪したという経緯があったのです。
反町氏が謝罪した会議では、岸本一朗専務取締役はパワハラ疑惑について、「当該事案について報道局として再調査してもらったが、確かに過去に部員とのトラブルがあった。これについて当時の上長が指導もしている」とコメントし、反町氏のパワハラ・セクハラの事実関係を認めました。
ちなみに、この会議には被害者となった女性局員も出席…
他部署に異動となった女性は、「少しでもフジテレビを好きになってもらえるようウソのない広報をしていきたい」と皮肉を交えながら挨拶したと言います。
これで一件落着…
と思いきや、これで幕引きとならず、その後もフジテレビ局員から「反町さんは謝罪したのに、週刊文春に対し法的措置も辞さないとコメントしたのはどういうことなのか!?」と疑問の声があがったのです。
と言うのも、この会議で報道局の幹部は質疑応答の時間を設けず、一方的に打ち切ったため、局員の怒りが爆発したのです。
翌朝のニュース編成会議で報道局長が「ダメな企業の典型的な対応」などと激しい突き上げをくらうなどの騒動も起きました。
また、反町氏に代わって4月から「BSフジLIVE プライムニュース」のメインキャスターに就任したの松山俊行氏には不倫疑惑が出たり、女性アナウンサーからフジテレビの伝統とされるセクハラ面接など多くの問題を抱えていることは否めません。
おそらく反町氏の件も氷山の一角なのでしょう。
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