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榊原兄妹(魁、爽)はなぜオーストラリア国簎を選んだのか?





皆さんが榊原兄妹をご存知でしょうか?
榊原兄妹は、自転車競技の一種であるBMX(バイシクルモトクロス)のオーストラリア代表を狙う美男美女の兄妹です。




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兄の榊原魁(さかきばらかい)さんは、1996年7月29日生まれの22歳(2018年11月現在)、妹の榊原爽(さかきばさや)さんは1999年8月23日生まれの19歳(2018年11月現在)。

また、2人はイギリス人の父親と日本人の母親を持つハーフでもあります。
このような場合、普通は両親どちらかの国籍を選ぶのが一般的ですよね。

例えば、テニスの大坂なおみさんはハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親のハーフで日米の二重国籍です。
また、ジャマイカ人の父親と日本人の母親のハーフであるケンブリッジ飛鳥さんの国籍は日本、ガーナ人の父親と日本人の母親を持つサニブラウンさんの国籍も日本です。
こうしてみると、やはり両親のどちらかの国籍を選ぶのが一般的なように感じます。

では、なぜ2人は両親の国籍であるイギリスや日本ではなく、オーストラリアを選んだのか?…
その理由は2人が育った環境にありました。

そもそも、魁さんと爽さんの生まれは日本でもイギリスでもなく、オーストラリアのゴールドコースト(オーストラリア東海岸のブリスベン都市圏の南)です。

魁さんが4歳のとき、爽さんが2歳のときに家族で日本に移住してきました。
しかしその後、2007年から再びオーストラリアに引っ越し、2人はオーストラリアのシドニーを拠点に活動するようになったのです。

魁さんが初めてBMXに触れたのは日本でした。
3歳のときに父親から自転車を買ってもらったことがきっかけとなり、BMXを始めたそうです。

4歳で本格的に競技を始めて、レースに向けての練習を始めたのは7歳のとき…
本格的に活動を開始したのは、やはりオーストラリアだったのです。

また、妹の爽さんも兄の魁さんがハマっていることがきっかけでBMXを始めており、日本の大会ではそれぞれ「SAKAKIBARA.Kai(オーストラリア/Sakakibara)」、「SAKAKIBARA.Saya(オーストラリア/Sakakibara)」と表記されていました。

とは言え、兄の魁さんは16歳までは日本代表として世界選手権に出場しており、ジュニア昇格時に2人は出場国をオーストラリアに変更しているのです。

理由に関して、妹の爽さんはこのように語っています。

17歳になる前に国籍を決める必要がありました。兄はオーストラリアを選んでいて、私もそれがいいかなとオーストラリアに決めました

この背景には、オーストラリアが国を挙げてスポーツ選手を支援するハイパフォーマンスチームの存在がありました。
ハイパフォーマンスチームに指定されているBMX選手は男女各2名なのですが、榊原兄妹は共に選抜されており、国から万全のサポートを受けることができたのです。

私たちの日本人からすると、できれば日本代表として活躍して欲しかったというような思いもありますが、このような背景もあり、2人はオーストラリアを選んだのでした。

兄の魁さんは2017年にオセアニア選手権、オーストラリア選手権で優勝…
2018年にはワールド杯で4位入賞を果たしています。

妹の爽さんは世界選手権での5度の優勝…
2018年にはワールド杯で初優勝を果たし、世界ランキング2位で今シーズンを終えています。

兄の魁さんは、

代表国はオーストラリアでも、日本は僕が育った故郷であり、BMXレースに真剣に取り組み始めた自分の心の中で特別な位置を占めている場所です。東京で五輪がある以上、出場を逃すことはできませんし、あと1年半を全力でトレーニングに励み、メダル獲得を目指していきます

とコメントしています。

妹の爽さんも、

私が7歳の頃、2008年北京オリンピックでBMXを見た時から、オリンピックに出場して金メダルを取ることが夢でした。東京五輪が近づいて来ると同時に、だんだんとその夢が目標になって来ました。東京五輪でメダ儿を取ることや、BMXをキャリアとして活躍をすることも大切ですが、私がBMXをプロとして活動している間に、世界中の沢山の人々にBMXの素晴らしさを伝えられたらいいなと思っています

とコメントしています。

このように東京オリンピックを楽しみに、日夜練習に励んでいる榊原兄妹…
オーストラリア代表となって日本に来てくれたときは、国籍関係なく全力で応援したいと思います。




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