ジャズシンガーとしてデビューし、1983年のテレビ番組「オールナイトフジ」(フジテレビ)の初代の司会者として人気を集めた「秋本奈緒美」さん。
私生活では1986年に、音楽プロデューサーの日向大介さんと結婚しています。
果たして2人の馴れ初めはどのようなものだったのでしょうか?
名前:秋本奈緒美(あきもとなおみ)
旧姓:平沢優美(ひらさわゆみ)
生年月日:1963年1月13日(56歳)
職業:女優、歌手
所属:スタッフ・アップ
出身:長野県松本市
学歴:松商学園短期大学(現在の松本大学松商短期大学部)
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シティポップ感覚のジャズで若者に人気だった歌手の秋本奈緒美さん(当時21歳)が、1985年に婚約発表記者会見を開いたのは東京・青山にあるビクタースタジオ(VICTOR STUDIO)でした。
記者会見に出席したのは秋本さんだけで、結婚相手で新進音楽プロデューサーの日向大介さん(当時28歳)はその場にはいませんでした。
それでも秋本さんは、2人の関係を公けにできる喜びを噛みしめるかのように話し出したのです。
2人の出会いは1983年の夏…
秋本さんのコンサートツアーに、キーボード奏者として日向さんが参加したことから交際が始まりました。
でも、彼のことを意識し出したのは昨年(1984年)の今頃でした。音楽的にとても詳しい人なので色々聞いたり、アドバイスを受けていたんです。
と語る秋本さん。
実は当時、秋本さんは自分の音楽の方向性について悩んでいました。
1984年秋に深夜番組「オールナイトフジ」の司会が好評だったにも関わらず、自ら辞めたのは歌手としての将来に不安を抱いたからだったのです。
そんな時、相談相手になっていたのが日向さんでした。
私、第一印象で好き嫌いを決めちゃうんですけど、彼はとても良かった。話をしていてとてもフィーリングが合うんです。
と日向さんの第一印象を語ります。
日向さんは東京都大田区生まれで、音楽プロデューサーです。
学習院大学在籍中にアメリカのボストンにあるバークレー音楽学院に入学し、3年の間に最新のエレクトロニック・ミュージックを学んで帰国しました。
その頃から海外のミュージシャンと組んで多くのレコードをプロデュースするなど、恵まれた才能を発揮してきたのです。
そんなアメリカナイズされた日向さんに、秋本さんはハマってしまいました。
私自身、感覚的に考える人間なんだけど、彼は理論的、具体的に物を考える人。そこに魅力を感じました。彼が私を麦面的にしか知らない時は、ツッパリの気の強い女の子だと思われてたみたい。知り合うと「妹みたいだ」と言ってくれました。
交際するうちに、日向さんの方は「そろそろ(お嫁に)おいでよ」と言い、秋本さんも「気が向いたら」などと答えているうちに衝撃の瞬間が訪れたのです。
1984年のクリスマスに、突然、ダイヤの指輪を贈られた秋本さん…
最初その意味がわからなかったのですが、ようやくそれが婚約指輪だと気づきました。
日向さんは長野県松本市にある秋本さんの実家も訪れ、秋本さんも日向さんの両親に気に入られ、話はとんとん拍子に進んだのです。
彼は私に家庭に入って欲しいと希望しています。私も器用じゃないし、当分は仕事と休んで考えます。でも音楽は好きだし、ハデにじゃなくてもどこかで歌えたらと思うんですけど…子供のことなんて、今はふたりのことで頭がいっぱいで考えられません。でも子供は嫌いじゃないですよ。
と語り、家庭に入るために所属事務所を辞めていた秋本さん。
彼女の左手の薬指にはダイヤの指輪が輝いていました。
こうして2人は1986年に結婚しましたものの、1990年に離婚しています。
秋本さんはその後、2003年「ただいま満室」(テレビ朝日)で共演した16歳年下の俳優・原田篤さんと再婚しています。
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