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シャネルズ(CHANELS)改名の理由にシャネルは関係なかった?!

正式な解散はしていないものの、現在まで22年間、活動を休止している「ラッツ&スター」。
当初はCHANELS(シャネルズ)として活動していましたが、1982年にSHANELS(読みは同じシャネルズ)に変更しているのです。

この背景にはフランスの高級ブランド・シャネル(CHANEL)からのクレームがあったからとも言われていますが…
果たして、その真相はどのようなものだったのでしょうか?

バンド名:ラッツ&スター(RATS & STAR)
旧名称:シャネルズ(CHANELS)
旧名称:シャネルズ(SHANELS)
レーベル:エピックレコードジャパン
メンバー:
鈴木雅之(リードボーカル)、田代まさし(テナーボーカル)、佐藤善雄(バスボーカル)、久保木博之(トップテナーボーカル)、桑野信義(トランペット・ボーカル)、出雲亮一(ギター・ボーカル)、新保清孝(ドラムス・ボーカル)
旧メンバー:
須川泰男(ギター)、高橋進(ベース)、山崎廣明(キーボード)




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これまで芸能人が改名したケースは少なくありません。
お笑い芸人で言えば、コンビ名を「バカルディ」→「さまぁ~ず」、「海砂利水魚」→「くりいむしちゅー」に変えていたり、バンド名を「ALFIE」→「ALFEE」→「THE ALFEE」と変えているなど、意外と改名しているグループは多いのです。

ただ、1980代は芸能人が改名すると言えば、売れなくなった時とかヤバイことをやって復帰するためなど、どちらかと言えばネガティブなイメージがありました。
そんな中、シャネルズは「CHANELS」から「SHANELS」へと、何の前ぶれも無しに変えたです。

この理由は何だったのでしょうか?
1982年1月1日から、3ヶ月の充電休養をとっていたシャネルズは、3月19日から5日間、復活コンサートを東京の久保講堂(1984年3月に閉館)で行ない、パワーアップしたステージを見せていました。

3ヶ月の充電効果は十分に感じられたと反響も上々だったのです。
また、コンサート最終日の2日後、3月21日には新曲「憧れのスレンダー・ガール」を発売し、シャネルズ完全復活を知らしめました。

ちなみに「憧れのスレンダー・ガール」は当時テナーボーカルであった田代まさしさんが作詞を、リーダーの鈴木雅之さんが作曲を担当した曲としても知られています。
そして、この「憧れのスレンダー・ガール」から、シャネルズのスペルが「C」から「S」に変わっていたのです。

この改名に際しては、フランスの高級ブランド・シャネル(CHANEL)からのクレームが入ったのではないか?という話も出ていました。
香水や洋服で有名なシャネルが、「シャネル・スーツの名称は自社製にしか使えない」と意匠登録保全を訴えた事件も起きていたからです。

しかし、当時のシャネル株式会社からは、「シャネル・スーツについては主張していますが、シャネルズについては、申し入れなどしておりません」とクレームを出していないとコメントしています。

また、レーベルである株式会社EPIC・ソニー(現:エピックレコードジャパン)の独断なのか?との疑念の声も出ました。
しかし、こちらも企画制作2部の丸山部長が、「リーダーの鈴木が変えたいというので、休養あけで気分一新にもなるし、気軽にOKしました。日本語で聞く限りは同じだし、問題ないでしょう」とコメントを出していたのです。

つまり、リーダーの鈴木雅之さんの発案だったのです。
鈴木さん曰く、

充電中にニューヨークのハーレムに行き、黒人と話し合ったけど、彼らはチャネルズとしか読んでくれないんだ。シャネルズの名は、1950年代にアメリカで活躍したチャネルズ(CHANELS)とロックン・ロールのシャナナ(SHA・NA·NA)を一緒にして命名したもの。俺たちのブラザー(黒人)に、ちゃんと発言してもらいたいのでSにしたんだ。メンバーも納得してくれたし、俺も鈴木だし、Sでいいんじゃないの。

とのことでした。

シャネルズの「CHANELS」から「SHANELS」への改名の背景には、このような理由があったのです。
その後、シャネルズは1983年に「ラッツ&スター」に改名し、ラッツ&スターとしてのデビュー曲「め組のひと」が80万枚を売り上げました。




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