通称「ハチロク」とも呼ばれ、コンビ名「8.6秒バズーカー」で知られるお笑い芸人さんを皆さんは覚えているでしょうか?
「8.6秒バズーカー」がメディアから消えてしまったのには、3つの理由があったのです。
「一発屋芸人」と呼ばれる芸人さんと言えば、 「M-1グランプリ」や「R-1グランブリ」で優勝し、その年はテレビで重宝されるものの、翌年、次の優勝者が決まった頃には消えている…
というパターンが多いイメージがあるかと思います。
しかし、そういった芸人さんには営業の仕事が回ってきたり、よしもと所属の芸人さんならば、東京の「ルミネtheよしもと」や大阪の「なんばグランド花月(NGK)」といった、よしもとの一軍の劇場に出させてもらえたりします。
ところが「8.6秒バズーカー」のような売れ方をした一発屋芸人さんでも、不倫騒動などでケチがついた場合は、速攻で消されてしまうことがあるのです。
8.6秒バズーカーは、大阪よしもとに所属する「はまやねん」さんと、「田中シングル」さんによるコンビで、2014年4月にコンビを結成し、2015年には「ラッスンゴレライ」のリズムネタで大ブレイクしました。
長年苦労してやっと花開く芸人さんが多い中、デビューからあっという間にプレイク…
同様の売れ方をしたオリエンタルラジオと比較され、この2組がユニットを組んでネタを披露することもあったりしましたが、2017年には完全に消えてしまいました。
消えた原因は大きく3つ…
まずは、売れ始めた頃にコンビ名やネタの内容が、広島の原爆を意識しているのでは?という疑惑が噴出し、嫌悪感を抱いた視聴者が少なくなかったことです。
ラッスンゴレライというのは、アメリカ軍が原爆を落とす時の号令「落寸号令雷」から取ったもので、コンビ名の8.6秒という数字は8月6日に広島に原爆が落ちた日…
また、バズーカはそのままロケット弾を発射する兵器のことですし、2人の決めポーズは原爆ドームのすぐ近くにある広島平和記念公園にある原爆の子の像のポーズと酷似しているという点が指摘されています。
他にも2人のポスターや衣装などにも原爆や放射能などを意味するようなものがあり、これらの点が指摘されました。
2つ目は、単純に面白くないこと…
これは主観的な意見ではありません。
彼らはネットで火が点いたのですが、テレビ番組でネタを披露したところ、ビートたけしさんや松本人志さんなどの大物芸人さんに、やんわりとだが「面白くない」旨の発言をされていたのです。
例えば、ビートたけしさんは2015年3月8日放送の「北野演芸館9~たけしが本気で選んだ芸人大集結SP~」(TBS系列)の「カーテンコーナー」にて出演した際には、たけしさんによって幕が降ろされ「バカ大学の文化祭じゃないんだから」と批判されました。
また、松本人志さんも2015年2月8日の「ワイドナショー」(フジテレビ系列)で、「別に面白くはなかったけどね」、「これは曲ですよ。みんなやりたがる、手拍子したくなる」と発言しています。
これを見ていた視聴者は「やっぱり面白くないね?」というように、我に返ってしまったというわけです。
そうして最後は、はまやねんさんのゲス不倫騒動です。
2017年1月発売の「週刊FRIDAY」で、実は妻子がいること、それなのに女性と都内のラブホテルに入ったことが報じられました。
ただ、2017年には、すでにテレビから消えていたので…
これは消えた原因にはならないかもしれません。
しかし、大した芸のない若手の身分で不倫をして、それを笑いにも繋げることもできなかった…
ということで、やはりイメージはさらにガタ落ちしたことは間違いありません。
現在の「8.6秒バズーカー」というと、劇場の出番も二軍、三軍の劇場や地方ばかり…
ブレイクした2015年以降、2017年にいくつかシングルを発売していますがあまり売れていないようです。
人気復活には「ラッスンゴレライ」以外のネタを考えて勝負するしかなさそうですね。
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