映画「聖獣学園」や「新女囚さそり 701号」に主演、さらにはテレビドラマ「俺たちは天使だ!」や「山河燃ゆ」などに出演していた女優の「多岐川裕美」さん。
そんな多岐川さんが所属事務所の副社長であった阿知波信介(あちはしんすけ)さんと婚約発表・結婚したのは1984年のことでした。
名前:多岐川裕美(たきがわゆみ)
本名:大内薫(おおうちかおる)
生年月日:1951年2月16日(68歳)
職業:女優、歌手
所属:トライストーン・エンタテイメント
出身:東京都杉並区荻窪
学歴:山脇学園短期大学英文科(中退)
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1984年6月13日、多岐川裕美さん(当時33歳)と、多岐川さんが所属していたアクターズプロモーションの副社長であった阿知波信介(当時44歳)が、5年越し恋にピリオドを打って婚約発表をしました。
この発表で、8月21日にはハワイと結婚式を挙げること、仲人はかねてから二人と家族ぐるみの付き合いをして来た西川きよし・ヘレンさん夫妻であることも明らかになったのです。
多岐川さんはアクターズプロモーションの看板女優、一方の阿知波さんには離婚歴もあり、結婚には慎重だったのですが、本人たちの口から初めて具体的な結婚の話が出たのは、6月6日に開かれたアクターズプロモーション・竜雷太(本名:長谷川龍男)社長の1周年記念パーティーの席上でした。
多岐川さんが、
二人の気持ちはもう完全に一致してるので、年内にはきちんとしたいんです。
と決意をほのめかし、阿知波さんも、
彼女と結婚します。しかし、僕はあくまで待つ身ですからね。
とコメントしました。
この電撃婚約発表は、竜雷太社長の1周年記念パーティーから1週間後のことで、この年の4月初めに大阪へ西川さん夫妻を訪ねて、仲人を快く引き受けてもらった段階で日取リが決まったのです。
阿知波さんは1979年に分裂した三船プロから田中プロへ移籍。
1983年にアクターズプロモーションへ移った後も、多岐川さんが新人の頃から担当マネージャーとして常に行動を共にして来ました。
婚約発表で、結婚を2ヶ月後にひかえた多岐川は、
皆さんが期待してくださるので、できるだけ早く赤ちゃんを産みたいの。
とコメント。
こうして二人はこの年の8月に結婚。
4年後の1988年9月16日には、現在タレントや女優として活躍している「華子(はなこ)」さんが生まれました。
しかし、華子さんが9歳になる1997年に二人は離婚してしまいます。
ただ、離婚した後も、多岐川さんはアクターズプロモーションに残り、阿知波さんとは所属女優と副社長という関係が続きました。
けれども、2007年5月2日から阿知波さんが行方不明となり、2日後の5月4日に鹿児島県霧島市の犬飼滝で遺体で発見されます。
状況証拠などから鹿児島県警は自殺と断定しました。
阿知波さんは2004年から脳梗塞で入院し、晩年は高血圧に悩まされていたと言います。
アクターズプロモーションはこの月に破産申請し、負債総額は5億円とも言われました。
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