1980年代

宮尾たか志…くも膜下出血で妻・娘3人に看取られがら逝く




 

落語家の3代目・柳家つばめさんの次男として生まれた「宮尾たか志」さん。
初めは落語家としての道を進んでいましたが、1948年から司会業に転身し、美空ひばりさんや三波春夫さんなどの歌手の専属司会者として活躍しました。

また、弟子には宮尾すすむさんや堺ひとしさんらがいました。
そんな宮尾さんが亡くなったのは1985年のこと。
弔問には多くの芸能人が詰めかけたのです。

宮尾たか志

名前:宮尾たか志(みやおたかし)
本名:宮尾正
生年月日:1927年9月7日~1985年9月28日(享年58歳)
職業:漫談家、司会者
出身:東京府浅草(現・東京都台東区浅草)




Sponsored Links
 

宮尾たか志さんは1985年9月23日夜、東京・新宿の東京大飯店で「三船和子ディナーショー」の司会中に異常を訴えたかと思うと、突然倒れて意識不明になり、車で東京女子医大病院へ運び込まれました。

診断はくも膜下出血。
家族は奇跡の回復を祈りましたが危篤状態を続けており、妻・順子さん(当時48歳)と長女の友基子さん(当時29歳)、次女の安紀子さん(当時26歳)、三女・貴三子(当時18歳)に見守られながら、9月28日午後1時12分、ついに息を引き取ったのです。

歌謡ショーの舞台に宮尾さんが、初めて登場したのは1948年。
当時、人気絶頂だった歌手の近江敏郎さんのステージでしたが、七五調の独特な語り口がウケて、その後は田端義夫さん、美空ひばりさん、春日八郎さん、三波春夫さん、森進一さん、都はるみさんなど、スター歌手のワンマンショーに欠かせない司会者となりました。

その一方で、軽妙な話芸の研究にも意欲を燃やし「宮尾たか志の漫才道場」をやったり、声帯模写の佐々木つとむさんらと共に「漫談8の会」の公演を続けて後進を育成にも力を注いでいたのです。

漫談家として東宝名人会の高座を務めるなど、多彩な活躍を重ねて、翌年の1986年は芸能生活40周年の記念公演を開くことを楽しみにしていた矢先のことでした。

死の直後、真っ先に病院へ駆けつけた近江敏郎さんは、

長年、専属司会を務めてもらったが、最初会った時はまだツメエリの若者でした。僕よりずっと若いのに、片腕をもがれた思いです。一芸を成したエンターテイメイナーで、11月にやるショーの司会を頼んであったが、あまりのショックでどうなるかわかりません。

と声を詰まらせました。

通夜は9月30日、東京・築地の築地本願寺でしめやかに営まれましたが、弟子の宮尾すすむさんは、ありし日の師匠をこう語っています。

先生から“宮尾”の名をもらい感激しました。最初は運転手として雇われた私なのに…今、思い出すのは先生と風呂に入り背中を流すと、「お前はアカ落としだけはうまいな」って言われたことです。ただ、今だから言えるんですけど、あれだけの人が最後までステージにあがる前に手のひらに人の字を3回書いてました。

弔問客は千昌夫さん、森進一さん、都はるみさんら芸能人を含む200人。
千昌夫さんは、

17歳でデビューし、初めてステージで司会をしてくだすったのが昨日のことのようです。安らかに眠ってください。

と語り、都はるみさんも、

あまりにも早すぎます。私のステージはいつも違った司会をしてくださり、誕生日にはいつもプレゼントをいただきました。

と語りました。

長女の友基子さんは、

目一杯に仕事をして、自らの手でドン帳を下ろした偉大な父でした。

とコメント。

趣味はゴルフで阪神タイガースの大ファンだったという宮尾さん。
歌謡ショーの名司会で一世風靡した宮尾さんの生涯はこうして幕を閉じたのでした。




Sponsored Links
 



ピックアップ記事

  1. hide…自殺の真相は何が理由だったのか?!
  2. 井上咲楽…眉毛をなぜ細くしないのか?不快な人も多い?!
  3. 沖雅也…死因(自殺)の原因は「うつ病」だったのか?!
  4. 元祖・沖縄バラドル「早坂好恵」のデビューから現在まで
  5. アントニオ猪木…暴漢に襲われて元妻・尚美と共に入院する?!

関連記事

  1. 1980年代

    ひばり御殿(目黒区青葉台)が解体された理由とは?!

    戦後の歌謡界を代表する歌手と言えば「美空ひばり」さんです。12歳で…

  2. 1980年代

    美空ひばり…死因は癌(がん)ではなく間質性肺炎と肝硬変?!

    愛称は御嬢(おじょう)…戦後の歌謡界を代表…

  3. 1980年代

    松田聖子…コンサート中に暴漢に襲われ怪我をする?!

    大阪府枚方市にTSUTAYAの1号店「蔦屋書店…

  4. 1980年代

    神取忍…ジャッキー佐藤とのデビュー戦を迎えるまで

    “ミスター女子プロレス”や“女子プロレ…

  5. 1980年代

    萩原健一…倍賞美津子の前でカメラマンに殴りかかる?!

    大麻事件や飲酒運転による人身事故など、…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Sponsored Links
Sponsored Links

最近の記事

  1. 山本譲二…妻の植木悦子との馴れ初めとは?!
  2. 松田聖子…デビュー5年目でも収入はとんでもなかった?!
  3. 牛島和彦…妻の光江との馴れ初めから結婚まで
  4. 八千草薫…メニエール病という病気を患ったことがある?!
  5. 具志堅用高…妻・香澄との馴れ初めから結婚まで
  6. 森繁和…妻・靖子との馴れ初めはファンレターだった?!
  7. 久米宏 …愛人が自殺未遂をして謹慎処分になったことがある?!…
  8. 倉田保昭…クラタスポーツ・スタジオを全国展開しようとしていた…
  9. ジャッキー佐藤とナンシー久美…ジャパン女子プロレスリング設立…
  10. 都はるみ…引退の理由は中村一好が関係していたのか?!
Sponsored Links

おすすめの記事

Sponsored Links

注目記事

Sponsored Links
  1. 2000年代

    山咲トオル(漫画家)がTVから消された理由をカミングアウト?!
  2. 2000年代

    池谷直樹…不倫相手・谷口加奈(元新体操選手・A子)と職場不倫?!
  3. 2000年代

    辻岡義堂の実家はこのお寺だった?!その理由とは…
  4. 1980年代

    長者番付からわかるスポーツ選手の年収(1987年度)
  5. 2000年代

    木佐彩子…石井一久との馴れ初めから結婚に至るまで
PAGE TOP