1980年代

堀江しのぶ…死因の「スキルス性胃がん」を知らずにこの世を去る




 

1983年にクラリオンガールコンテスト(平凡パンチ・アイドル賞を受賞)で野田義治氏が発掘し、旧・「黒澤プロモーション」で後の「イエローキャブ」所属の実質的な第1号タレント…
明るい笑顔に90センチのバストと健康的な色気を振りまき人気だったのが「堀江しのぶ」さんです。

スキルス性胃がんにより、23歳の若さで急逝したのは1988年9月のことでした。

名前:堀江しのぶ(ほりえしのぶ)
本名:堀部しのぶ(ほりべ しのぶ)
生年月日:1965年8月18日~1988年9月13日(享年23歳)
職業:女優、タレント、歌手
出身:愛知県西春日井郡西枇杷島町(現・清須市)
学歴:市邨学園高蔵高等学校(現:名古屋経済大学高蔵高等学校)




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この時、1988年4月のがん発覚直後は、堀江さんに病名を知られないよう、病院側が「ダイエットによる卵巣のう腫」と発表したため、マスコミ報道が混乱する騒ぎも起きました。

週5本のレギュラー番組を抱え大活躍だった堀江さんが、ドラマ収録後に体調不良を訴え、病院で診察を受けたのは1988年4月8日のこと…
病名は卵巣のう腫と発表され、翌9日に緊急入院、その後は片方の卵巣を摘出する手術が行われました。
退院予定は5月の連休明けで、順調に回復すれば6月末に復帰との見通しも出されたのです。

しかし、卵巣のう腫というのは、堀江さんにがんを知られないためのウソでした。
入院時、がんはすでに胃から腹部に広がっていたのです。
6リットルの腹水がたまり、がん性腹膜炎も起こしており、手がつけられない状態でした。

病状は両親と事務所関係者だけにこのことは伝えられ、がんが転移した卵巣だけを「卵巣のう腫」の名目でとりあえず摘出したというのが真相だったのです。
当時、堀江さんはダイエットを行い、半年かけて体重6キロ落としていたのですが、主治医は「その無理がたたって、ホルモンのバランスが崩れたのではないか」と発表しました。

医師の言葉を信じた堀江さんは「少くし太っていたからって、変に気にしてしまったおかげでこんなになって、面倒をかけた両親に悪くて」とコメントしました。

入院時、堀江さんは手足が痩せ細り、腹部だけが膨らむ異常な状態でしたが、「ダイエットによる卵巣のう腫」と信じて、「細くなりたいな。こう思ったのが始まりなんですね」、「今から考えると本当にバカなことしていたんですよね」と語ったのです。

女性誌は堀江さんの闘病生活を伝えると共に「急激ダイエットの恐怖」など特集を組み、異常な当時のダイエットブームに警鐘を鳴らしました。

その一方で男性誌には過激なダイエットで月経異常が起きることはあるが、卵巣のう腫になることはあり得ないとする反論記事も掲載されました。

期せずして起こった場外乱闘に、所属事務所は「ダイエットが原因なんて書かれて困っています。取材はお断りします」とダンマリ…
主治医も「守秘義務もあり、何も話せません」と黙秘を貫いたのです。

手術後の堀江さんですが、地元の名古屋に戻って闘病を続けていました。
一時は病状が落ち着き、買い物に出かけられるほどの回復を見せましたが、5月には腎機能が低下し、尿管のバイパス手術を受けるなど容体は徐々に悪化していきます。

そうして9月13日午前4時28分…
堀江さんは入院先の名古屋の病院で帰らぬ人となりました。

芸能マスコミも堀江さんのがんを知ったのは死の直前…
突然の訃報に、驚きと共に悼む声が数多く寄せられたのです

堀江さんは最後までがんであることを知らず、亡くなる直前まで仕事のことを気にしていました。
堀江さんの生涯最期の言葉は「私、仕事がしたい…」だったとか…
その言葉を聞いた野田氏は「しのぶ、仕事はたくさんあるからな。仕事、しような…」と優しく言いましたが、堀江さんがそれに答えることはなかったと言います。




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