2019年1月23日放送の「追跡バスターズ」（TBS系列）にて、300万円ダマし取った元芸人として問沙汰されたのが、2015年に解散したお笑いコンビ、タカダ・コーポレーションの「おやき（現：ペリカン）」さんです。

番組では“スズキ”と仮名が与えられていましたが、インターネット上ではすぐに、おやきさんが特定されていました。
様々な人に借金を繰り返し、返済する様子のないおやきさん…
今回はそんなおやきさんに、どうしてみんなお金を貸してしまうのか？その理由を探ってみました。

名前：おやきくん
別名：おやきtheつなちゃん
別名：ペリカン
生年月日：1982年5月4日（37歳）
職業：元お笑い芸人
出身：長野県
学歴：金沢学院大学

おやきさんは「追跡バスターズ」で放送される2年前にも、知人や芸人仲間からの借金を繰り返していました。
借金の原因はギャンブルや遊興費で、積もりに積もって1000万円近くにまで膨れ上がったと言います。

この借金の影響で、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属していた時には、仕事現場にもたびたび借金の取り立てが来ていました。
ある劇場では、借金取りが待ち構えていたため、おやきさんが窓から逃げ出したという逸話もあるほどです。

そうしたトラブルが相次いだこともあり、2015年におやきさんはよしもとを退社。
その後は「ペリカン」という芸名に変え、2016年の春頃から電撃ネットワークの伝承グループ「電撃ネットワークJr.」に参加していました。

ただ、 新天地で前向きに頑張っているのか？と言われると、どうやらそうではなく、追加で父親や親戚から470万円の借金をしており、その使い道もパチンコや飲み屋で豪遊するなど散々なものだったのです。

さて、ここで気になるのが、そもそも借金返済の見込みのないおやきさんに、なぜみんなお金を貸してしまったのか？というものです。
親や消費者金融ならわからなくものないのですが、特にTBSの追跡バスターズでは、知り合ってすぐのおやきさんにお金を貸してしまったという話が紹介されていました。

その話を簡単に説明するとこのような感じです。
2014年9月にたまたま、おやきさん（番組ではスズキ）の働くカラオケバーに、知人と飲みに行ったニッタさん（被害者の仮名）。

そこでニッタさんは知人に、自分がこれから不動産会社を設立する話をしていました。
すると、その話を聞いていたおやきさんはニッタさんに近寄り、自分が有名なお笑い芸人と知り合いだから今度飲みに行こうなどと言葉巧みにニッタさんの電話番号を聞き出します。

すると後日、おやきさんからニッタさんに、「闇金から借金をしている、今日中に300万円用意しないと命の危険がある」と電話が入りました。
どうしても断り切れず、おやきさんに会うことになったニッタさん。

鬼気迫るのおやきさんの様子に開業資金の一部であった300万円を借用書を交わした上で貸してしまったのです。
返済方法に関しては、自分が格闘技をやっていて年末の格闘技イベントにシークレットゲストで出場した際のファイトマネーで支払うというものでした。

しかし、実際にはおやきさんが出場すると言っていた格闘技イベントは開催されず、電話すると借金返済の宛てがないと話し、間もなく音信不通になってしまったのです。
その後、おやきさんのバイト先や知人らから、数千万円単位の借金をしていることが明らかになりました。

さて、ニッタさんはどうして2回しか会ったことのないおやきさんに、大事な開業資金の一部である300万円を貸してしまったのでしょうか？
おやきさんの行動を見ると、まるでテレビや雑誌などに出て来る詐欺師のようにも感じます。

そこで詐欺師の特徴を調べてみると、「小太りが多い」、「過度な褒め上手」、「有名人の知り合いが多いとアピールする」、「考える隙を与えない」、「いきなり近づいて来る」、「口が上手い」、「偽名を使っている」、「良いことばかり言う」などがあがって来ました。

こちらを見てみると、おやきさんが天性の詐欺師の特徴を備えているのではと感じてしまいます。
ちなみに、おやきさんの本名は明らかになっておらず、一部では「正村網良（しょうむらつなよし）」ではないか？と言われていますが、実際のところはわかっていません。

ひょっとすると、お金を貸してしまった人たちは、このようなおやきさんの詐欺師のような手口にダマされてしまったのではないでしょうか。

また、お金を貸してしまう理由の2つ目に、おやきさんが意外にも武闘団派だという点が挙げられます。
実はおやきさんは柔道首三段の腕前で、DEEPなどのプロ格闘技興業にも出場していました。
総合格闘技を学んでおり、2011年頃から3年間、中国で修行して少林寺拳法の気功技等を取得していたりもするのです。

さらに、キレたら何をするかわからない性格とのことで、一部の芸人からはかなり恐れられていたと言います。
気の弱い人や後輩などは、おやきさんに「お金を貸して」と言われたら断れなかったそうです。
このような理由もあり、皆おやきさんにお金を貸してしまっていたのではないでしょうか。

2007年頃には「エンタの神様」（日本テレビ系）などにも出演し、お笑い芸人として注目を浴びていたおやきさん。
しかし、関係者筋からは「もう表舞台に立つのは厳しいだろう」と言われ、芸名をペリカンに変えて再出発しましたが、「電撃ネットワークJr.」でもおやきさんのことが知れて炎上してしまいました。

これから先、おやきさん改めペリカンさんはどんな活動をしていくのでしょうか。
また借金返済はいつのことになるのでしょうか。
気になるばかりです。