テレビドラマ「おはようさん」(1975年)や「スチュワーデス物語」(1983年)、映画「片翼だけの天使」(1986年)や「ハッシュ!」(2001年)などに出演していた女優の「秋野暢子」さん。
実は若い頃に「卵管狭窄(らんかんきょうさく)」という病気が疑われたことがありました。
一体、それはどのような話だったのでしょうか。
名前:秋野暢子(あきのようこ)
生年月日:1957年1月18日(62歳)
職業:女優、タレント
所属:しまだプロダクション
出身:大阪府
学歴:四天王寺高等学校
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秋野暢子さん(当時34歳)の緊急入院の話題が出たのは1984年のことです。
この年の3月12日から、都内の病院に入院しているとのことでした。
その際に、一部のマスコミが秋野さん入院の理由を「卵管狭窄(らんかんきょうさく)ではないか?」としていたのです。
しかも、秋野さんがこの病気で入院するのは、今回が3度目だとも言われていました。
まずは、この「卵管狭窄」とは、どんな病気なのでしょうか?
卵管というのは、腹腔内と卵巣、子宮を結ぶ長さ10センチほどの筋肉からなる管のことで、他にもラッパ管や輸卵菅(ゆらんかん)などとも呼ばれます。
「卵管狭窄」とは文字通り、この管が狭くなって通じにくくなることを言います。
この主な原因は二つあり、一つは先天的なものです。
もう一つは、虫垂炎、子宮内膜炎、クラミジアなどの病気を患った結果、卵管が炎症を起こして狭窄する病理的なものでした。
卵管狭窄になると、子宮外妊娠、不妊症とまではいかなくても、妊娠しにくい体質になる可能性があり、さらに稀に卵巣ガンを招くこともあると言います。
秋野さんの入院が、この「卵管狭窄」によるものだとすると、楽観は許されない病状ということになり、しかも、3度目の入院とあれば大きな問題に発展しているのではないかと話題になったのです。
この点に関して、秋野さんが当時所属していたアクターズプロモーションの阿知波信介(あちはしんすけ)副社長がこう回答しています。
秋野は、先天的に卵管が細い体質なんです。そのために、ああいう報道が出たのではないですか?医学的なことはよくわかりませんが、「卵管狭窄」というのは病気ではないそうです。今回の秋野の入院は、疲れがたまって体がだるいと訴えたので、この際、精密検査をかねて少し静養したらということで、言ってみれば過労ですね。もう、医者は退院してもいいという許可をくれているのですが、大事をとって、もう少し入院させておくつもりです。
秋野さん自身も至って元気とのことで、
(仕事の関係者の方たちに)「迷惑をかけて困っちゃったわ。もうすぐにでも仕事はできるんだけど、この際ゆっくりと静養したいと思います」なんて言ってますよ。
と、秋野さんが元気であることを強調したのです。
そんな秋野さん、プライベートでは1983年にTBSテレビのプロデューサーだった田代冬彦さんと結婚。
1993年12月に娘が生まれましたが、結婚19年目となる2001年に離婚しています。
実は離婚後、秋野さんは自身の結婚について、
結婚して1年目にお互いに相手を間違えたことに気づいた。
と、テレビ番組で明かしていました。
また、何度も流産した末に生まれた娘を育てることを目的に結婚生活を続けましたが、夫への違和感は変わらなかったと言います。
さらに、情緒不安定になったことで子供に良くないと思ったため、結婚19年目で離婚を決意したと答えているのです。
おそらく、当時「卵管狭窄ではないか?」と言われていた背景には、この辺りの事情が関係していたのではないでしょうか。
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