1999年にドラフト3位でヤクルトスワローズに入り、かつては名捕手・古田敦也選手の後継者として期待されたこともある「米野智人」さん。
2016年に現役を引退した後は、下北沢で嫁の貴美さんと一緒にカフェレストランをオープンしていました。
名前:米野智人(よねのともひと)
生年月日:1982年1月21日(37歳)
職業:元プロ野球選手、カフェオーナー
出身:北海道札幌市
学歴:北照高等学校
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米野智人さんのお店は「NATURAL KITCHEN inning+」(ナチュラルキッチンイニングプラス)という名前です。
小田急電鉄・京王電鉄の“下北沢駅”の西口を出て、徒歩1分の場所(住所:東京都世田谷区代田5-34-21ハイランド202)にあります。
お店の名前の由来は、米野さんの札幌の実家がやっている喫茶店「inning」(イニング)に、色んなことを+(ブラス)できればという思いから、この名前にしました。
店内には米野さんが厳選したグルテンフリーやオーガニックを中心としたヘルシーで美味しいメニューが用意されている他、元プロ野球選手ならではの稲葉篤紀SCOやメジャーで活躍していた青木宣親選手のサインなどが並んでいます。
さて、そもそもなぜ米野さんはこのようなお店をオープンしたのでしょうか?
現役時代、特に30歳を過ぎた頃から、体調があまり良くなかったり、疲れがとれなかったりする日が増えたという米野さん。
そんな時に、これまであまり気にしていなかった食事を見直そうと考えます。
現役時代は好き時に好きな物を食べていたのですが、化学調味料を取らないようにしたり、野菜もなるべく新鮮で無農薬のものを選ぶようにしました。
さらに、外食も脂っこいものばかり食べないように心掛けたのです。
この食事の改善が功を奏し、調子が良くなって来たと感じた米野さんは、さらに小麦粉を使わない食事方法(グルテンフリー)を取り入れるようになり、さらに体調が改善していきました。
実は引退発表の翌年、2017年度も選手兼コーチ補佐として球団から打診があったという米野さん。
しかし、このような経験をしていたこともあり、引退後には漠然と食に関わる仕事がしてみたいと考えるようになっていたのです。
また、自分がコーチになるイメージが湧かなかったことに加え、野球からは一度離れようと思っていた米野さんは球団から打診を断り、興味を持っていた食に関わる仕事を選びました。
これがカフェレストランをオープンさせた動機だったのです。
ただ、これまで野球のことしかやって来なかった米野さん…
当然ながら、お店の開業は大変なものでした。
開業資金は現役時代の貯金と借り入れでやりくりできましたが、肝心の料理ができません。
そこで初めの5カ月間は、2つ上の兄にお願いして厨房に入ってもらったのです。
米野さんの兄は料理が得意で札幌の実家「inning」でも働いていました。
その兄に基本から教わり、できる限り料理をマスターしたのです。
また、マフィンやブレッドなどのスイーツ系は妻の貴美さんが担当でした。
初めは「お客さんが来たとき、本当に出せるのかな?」と不安だったという米野さん夫妻ですが、「やるしかない」と思いから、慣れないながらも懸命に取り組んだのです。
その甲斐あってか客足も順調に推移し、中でも“ギー”と呼ばれるダイエットやデトックス効果が期待されるオイルを使用したメニューが受け、女性からの人気も高まりました。
「これまで野球で培ったものを様々な形で発信していきたい」と語る米野さん。
これからは野球界出身のフードコーディネーターとして、食でアスリートを支える役割が理想のセカンドキャリアだと言います。
そんな米野さんと嫁の貴美さんがやり繰りしている「NATURAL KITCHEN inning+」(https://inningplus.com/)…
もし、下北にお越しの際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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