元プロボクサーで、元WBA世界ライトフライ級王者。
現在は太田プロダクションに所属するタレントの「具志堅用高」さん。
そんな具志堅さんが妻の香澄さんと婚約発表記者会見をしたのは1980年6月27日のことでした。
果たして2人には、どのような馴れ初めがあったのでしょうか。
名前:具志堅用高(ぐしけんようこう)
生年月日:1955年6月26日(64歳)
職業:元プロボクサー、タレント
所属:太田プロダクション
出身:沖縄県石垣市
学歴:興南高等学校
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1980年6月27日、具志堅用高さん(当時25歳)と妻の滝田香澄さん(当時23歳)が東京プリンスホテルで電撃的な婚約発表記者会見を開きました。
2人の身長は全く同じで162センチ。
ハイヒールを履くと具志堅さんより背が高くなってしまうのを意識して、ローヒールで挑んだ香澄さん。
2人の馴れ初めは、協栄ジムの金平正紀会長と香澄さんの父・滝田直(ただし)さん(当時48歳)が知り合いで、何となくお見合い的に話が進んだとのことでした。
香澄さんの父・直さんは取材を受け、
いや、確かに金平会長が仲を取り持ってくれたのは事実ですが、若い2人のことですから、それ以前に2人だけの歴史があったかもしれませんね。
とコメント。
直さんは当時、東京・千駄ヶ谷で不動産業「茨城商事」を経営していました。
滝田家は具志堅さんが所属する協栄ジムはの目と鼻の先にあったのです。
直さんは茨城県土浦市の出身で、香澄さんは4人兄弟の長女。
香澄さんは土浦中学から東京の大妻高校に入り、さらに大妻女子大へ進んでいました。
そもそも私がボクシング好きでして、海老原選手のファンだったことから金平会長と親しくして頂いてたんです。
と直さん。
1979年春、たまたま香澄さんを連れて協栄ジムを訪ねた時、練習中の具志堅さんと出会います。
第一印象は「色が白くて美人だな」と感じた具志堅さんに対し、「ボクサーらしくない、優しそうな人」と感じた香澄さん。
2人はこの頃から恋愛関係になっていきます。
それ以降、一応チャンピオンのファンクラブ会員という形で、香澄さんは具志堅さんとの交際を始めるようになりました。
去年(1979年)の夏、友人とツアーで沖縄旅行に行き、具志堅さんの実家がある石垣島へも行って来たんです。チャンピオンの家は観光コースになっているんです。ちょうどその時、具志堅さんも家に帰っていて、挨拶に訪ねたら「上がりなさい」と言われ、お茶をごちそうになったらしい。その時、お母様にも紹介されたようです。帰って来て「お家はずいぶん立派だったけど、言葉がよくわからないので困った」なんて言ってましたな。
と父の直さんはコメント。
父親としては、香澄さんが就職したばかりというところもあり、「お嫁に行くなんてまだまだ先のこと」とタカをくくっていたのです。
しかし、石垣島で会って以来、交際が進展したいったとか。
防衛線の時、娘と一緒に観戦に行ったのですが、あの子はゴングが鳴って試合が始まると、もう下を向きっぱなしでした。
そう言えば、ボクシング以外の他のテレビ番組にチャンピオンが出演する時は、熱心に見てましたなあ。
と直さん。
しかし、1979年の暮れに地味でアクセサリーなどしたことがない香澄さんが、珍しくブレスレットをしているのに気付きます。
聞けば「用高さんから頂いた」とのこと。
その後で、今度は香澄さんがせっせとセーターを編んでプレゼントしていたのです。
また、香澄さんのマンションの近くに住人も、具志堅さんが外車で香澄さんを迎えに来るシーンを何回か目撃していました。
しかし、リングの上では抜群に強い具志堅さんも、恋愛となれば勝手が違います。
本人はなかなかタイミングがつかめず、モタモタしていました。
それを見かねたのか、親代わりの金平会長が、6月2日にマルチン・バルガス(チリ)を破ってV12を達成した直後、具志堅さんにアドバイスしたのです。
香澄ちゃんでよかろう。お嫁さんに貰っちゃえ。
と。
こうして、2人は婚約発表に至ったのです。
ちなみに香澄さんは当時はOLでした。
池袋サンシャインビルにある勤務先、西武流通グループ新規事業開発室に所属していました。
上司の堀川部長(当時)も、
入ってまだ1年半ですから、アシスタント的な仕事をやってますが、仕事ぶりは熱心でやる気が感じられる。字のことで注意したら、すぐペン習字を始めましてね。あっという間に素晴らしい字を書くようになりました。社交的には人の話にうまく合わせることが出来る人ですが、だからと言って上(うわ)っ調子なところもない。固過ぎず柔らか過ぎず、いやあ、よく躾(しつけ)られた娘さんですよ。
とコメント。
こうして2人は周囲の支えもあり、1981年春に結婚。
1981年3月8日には香澄さんともよく話し合った末に、具志堅さんは引退を決意しています。
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