芸能人やアイドルが覚醒剤に手を染めて逮捕される…
最近ではよくあるニュースにもなっています。
元ジャニーズ事務所に所属していた「北公次」さんもその中の1人でした。
名前:北公次(きたこうじ)
本名:松下公次(まつしたこうじ)
生年月日:1949年1月20日~2012年2月22日(享年63歳)
職業:歌手、俳優、タレント
出身:和歌山県田辺市
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1979年4月19日午後4時過ぎ…
東京都は中目黒の麻薬取締官事務所から手錠をかけられた元アイドルが両脇を係官に抱えられ姿を現しました。
2012年2月に肝臓がんにより、63歳で亡くなったフォーリーブスの「北公次」さんです。
向けられたマイクを見ようともせず、北さんは無言のまま護送車に乗り込みました。
その日、麻薬取締官から北さんに一言挨拶させるという話があり、マスコミが集まっていたのです。
数日前から北さんは碑文谷署と麻薬取締官事務所を行き来する毎日を送っていました。
逮捕されたのは4月12日…
挙動を不審に思った所属事務所のマネジャーと友人が麻薬取締官を呼んだところ、覚醒剤の使用を認めたのです。
当時、30歳…
それほで2歳年齢をサバ読んでいたことも明らかになりました。
1978年8月のグループ解散と同時にジャニーズ事務所を退社した北さんはその前月、自ら麻薬取締官事務所に出頭しています。
そこでは、かつて覚醒剤を常用していたことを告白…
「裁いて欲しい」と申し出たのです。
いつ捕まるかという恐怖から逃れたかったのですが…
このときは、北さんが逮捕されることはありせんでした。
以前の使用では立証ができないという理由からそのまま帰されたのです。
その後、ひょんなところから北さんの覚醒剤使用が明らかになります。
火元は1978年12月に起こされたある夫婦の離婚訴訟でした。
夫が訴状で妻と北さんが一緒に覚醒剤を常用していたと暴露したのです。
覚醒剤を常用していた妻が1976年11月ごろから肉体関係にあった北さんにも勧めるようになったというのです。
これが事実だったことは北さんも認めていますが、覚醒剤を使用し出したのはそれより前…
フォーリーブスが絶頂にあった1975年秋に北さんは不眠に悩まされており、親しいホステスから睡眠薬だと言われ、注射を打たれたのが最初でした。
次第に中毒になり、3年余りで覚醒剤購入のために使った額は1500万円にも及びました。
貯金を使い果たして事務所から給料を前借りするようになっていたのです。
それでも一度は使用をやめ、解散後の再出発にかけていましたが、前記の離婚訴訟の一件が北さんを自暴自棄にしたのです。
そんな時に暴力団組員が接近し、再び覚醒剤に手を染めてしまったのでした。
逮捕から2カ月後の6月11日、第1回公判が開かれ、そのまま結審…
懲役10月、執行猶予3年が言い渡されました。
釈放後は生まれ故郷の和歌山県田辺市の水産会社に就職…
月給9万円でつつましやかな生活を送っていましたが 芸能界が忘れられず1981年に復帰します。
単発ドラマや映画に出演しましたが、フォーリーブス4人の中で圧倒的な人気を誇っていた華やかな時代が戻ってくることはありませんでした。
1988年には暴露本「光GENJIへ」を出版…
ジャニーズ事務所の内幕やジャニー喜多川社長に関して書いたものでベストセラーとなりましたが、以降は長く芸能界から于されたのです。
2002年にフォーリーブスを再結成…
往年のファンの前で元気な姿を見せることができました。
そうして2012年2月22日、北さんは肝臓ガンのため都内の病院で死去…
63歳でした。
葬儀にはフォーリーブスのメンバーであった「おりも政夫」さんの他、あおい輝彦さん、野口五郎さん、「郷ひろみ」さんらが参列しました。
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