2000年代

照強…元ヤンキーと噂される力士の情報を調べてみた件




 

伊勢ケ濱部屋の現役大相撲力士「照強翔輝」さん。
塩撒きで大量の塩を撒くことでも知られる照強さんですが、今回はそんな照強さんが元ヤンキーと噂される理由や力士情報に関して解説していきたいと思います。

名前:照強翔輝(てるつよししょうき)
本名:福岡翔輝(ふくおかしょうき)
生年月日:1995年1月17日(24歳)
職業:大相撲力士
出身:兵庫県三原郡三原町(現在の南あわじ市、出生地は洲本市)
学歴:南あわじ市立三原中学校




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阪神・淡路大震災が発生した15時間後に兵庫県洲本市にある兵庫県立淡路病院で、母親の菊井真樹さんのもとに生まれた照強さん。
そのため幼い頃は「地震くん」や「運命の子」と呼ばれることもあったそうです。

ちなみに角界入りした後も、毎年1月17日になると取材が来たり、震災で子供や孫を亡くした方から手紙が届くこともあるとか…
ただ、当の本人は生まれて間もないため、震災の頃の記憶はなく、「物心がついた時には復興していた」と語っています。

さて、幼い頃からヤンキーの素質があったのか、6歳の頃には親の名前ですら呼び捨てにしていたという照強さん。
しかし、祖父・菊井龍夫さんの前では素直でおじいちゃん子だったと言います。

小学3年生の時に両親が離婚し、それ以降は親権を持つ母親・真樹さんと祖父・龍夫さんに育てられました。
そんな照強さんが初めて相撲に触れたのは小学4年生の時で、「わんぱく相撲の大会」に飛び入り参加し、初めてながら2位になったことがきっかけで地元の道場に通うようになります。

そうして中学生になると、南あわじ市立三原中学校在学中に全国大会でベスト16にまでなりました。
また、当時所属していた相撲クラブは非常に厳しく、38度の熱で休んだ翌日の稽古で監督から竹刀で殴られ「熱が40度なら休んでろ、39度は見学、38度は稽古したら治る」と言われたと言います。

ただ、中学3年生になると相撲道場には通っていましたが、勉強嫌いなこともあり、学校には年間30日しか出席しなくなっていました。
髪も金髪にして、毎日夜遊びするなど荒れた生活を送るようになっていたのです。
おそらく、この頃にやんちゃしていたことが、後に元ヤンキーだと揶揄される原因になったのではないでしょうか。

そんな照強さんの中学時代のヤンキー振りを見かねた母親・真樹さんから、「高校に行きたいなら学校に行け。プロに行くなら遊んでもいい」と言われ、さらに中学卒業後は肝臓がんのため56歳で他界していた祖父から「力士になれ」と言われていたこともあり、高校には進学せずに大相撲に入門することを決意します。

そのため、道場の監督と師匠が知り合いだった伊勢ケ濱部屋(いせがはまべや)に入門しました。
伊勢ケ濱部屋と言えば、現役の幕内経験者としては、照ノ富士関、安美錦関、宝富士関:富士関が在籍しており、元横綱の日馬富士が所属していたことでも知られる名門です。

また、伊勢ケ濱部屋は稽古が厳しいことでも知らていますが、伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)に「うちの部屋で一番稽古をやる方。かなりやってきた」と褒められるほど照強さんは懸命に稽古を続けました。
親方や横綱の日馬富士関から力士としては小柄(169センチ・112キロ)な照強さんに対して、「小さいんだから人の3倍やらないとだめだよ」と言われたことを心がけて稽古をやっていたそうです。

こうして厳しい修行を積んだ照強さんは、2010年3月場所で初土俵を踏みます。
序ノ口、序二段は早々に通過し、三段目では負け越しを経験するも、2012年3月場所で幕下に昇進することができました。
これは平成では貴乃花、稀勢の里に次のスピード出世だったのです。

ちなみに照強さんの四股名には「強くなって周りを明るく照らす力士になれ」という願いを込め、伊勢ケ浜親方が名付けました。
このような期待を背負い、一時期は三段目に陥落するも徐々に幕下に定着し、6年10ヶ月の下積み期間を経て、2017年の初場所で十両へ昇進しました。

兵庫県南あわじ市出身の力士が十両に昇進したのは55年振りで、さらに伊勢ケ濱部屋から中卒の関取が出るのは初めてだったのです。
そして2013年の3月場所で、念願の新入幕入りを果たしました。

大相撲の世界に入ってからは、素行も元ヤンキーと言われるようなことはなく、むしろ中学生時代に他界した祖父の基の費用を全額負担したり、看護系の大学に通う妹の沙季さんの受験費用を出したりと、孝行息子ぶりを発揮しています。
照強さんの大相撲力士としてではなく、福岡翔輝としてプライベートな情報もこれから期待したものです。




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