1970年代

ソルティーシュガー…池田謙吉と「走れコウタロー」の誕生秘話




 

早口の競馬中継ナレーションがウケて大ヒットしたコミックソング「走れコウタロー」…
歌っているのは4人組フォークバンド「ソルティー・シュガー」ですが、 レコード発売直前の1970年5月にまさかのアクシデントが起こったのです。

バンド名:ソルティー・シュガー
メンバー:山本コウタロー、佐藤敏夫、手塚通夫、高橋隆
レーベル:ビクター
ジャンル:フォークソング
活動期間:1969年~1971年



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「ソルティー・シュガー」は都立日比谷高校の同級生を中心に山本コウタローさん、池田謙吉さん、佐藤敏夫さん、手塚通夫さん、高橋隆さんらが結成…
高卒後デザイナーを目指す佐藤さんが脱退しましたが、名前だけでも残そうと「さとうとしお」を「砂糖と塩」に読み替えた「ソルティー・シュガー」にしたのです。

ほかの4人は大学進学後の1969年12月に「ああ大学生」でレコードデビュー…
しかし、売れずにメンバーはいつも千代田区の北の丸公園で練習をしていました。

これにいつも遅刻したのが山本さん…
集合場所では、ほかのメンバーが山本さんに「走れ、走れコウタロー」と、はやし立てながら歌うのが常で、これがきっかけとなり、「走れコウタロー」が誕生したのです。

当時は美濃部都知事が都主催の公営ギャンブルの廃止に取り組んでいました。
曲には早口の競馬中継のほか、知事の声色を真似たナレーションも入っていて、これらがレコード会社の目に留まり、発売が決定したのです。

ところが、レコーディングが終了し、発売を待つばかりとなった5月10日…
リーダーの池田さん(当時21歳)が急死します。

ラジオ出演の待ち合わせに来ない池田さんの自宅に電話すると母親が「風邪で休みます」と返答…
もう一度電話すると、今度は「急死した」と…
急性心不全で、あっという間のことだったったといいます。

池田さんは「走れコウタロー」の作詞と作曲の一部、さらに早口の実況中継も担当していました。
残されたメンバーはショックを受け、一時は解散も考えたといいますが、池田さんの母の勧めもあり、遺志をつごうと1年間限定での活動継続を決めたのです。
欠けたパートは脱退後、デザイナーとして活動していた佐藤さんが復帰し、穴を埋めました。

7月5日にレコードを発売…
瞬く間にヒットチャートを駆け上がり、130万枚を売り上げるヒットになりました。

しかし、新リーダーの手塚さんは、

ぼくら実力もなくて歌はへたくそ。プロの歌手の方には申し訳ないという気持ちでいっぱい

と発言…

山本さんも、

池田ってのは、ほんとに才能があったな。人間的にもできてたし。残されたぼくらはクズばかりですよ。今のぼくらがやってることといったら、池田の遺産を食いつぶしてるということだけだもんね

と語りました。

当初の予定通り、池田さんの死から1年後の1971年5月19日、日比谷野外音楽堂のコンサートで、「6月30日で音楽活動を正式にやめることになりました」と解散を宣言…
その後、山本さんは「山本コータローとウィークエンド」を結成し、1974年にリリースした「岬めぐり」は40万枚のヒットとなりました。

他の3人は芸能活動を停止…
1976年にソルティー・シュガーⅡを結成しましたが「昭和哀歌」一曲をリリースしただけで再び芸能界から離れています。




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