2017年製作の映画「カメラを止めるな!」…
わずか2館での放映されたにも関わらず、瞬く間にその面白さが広まって大ヒットなりました。
今回はそんな「カメラを止めるな!」の主演、「濱津隆之」さんのギャラが0円だった理由に関するお話です。
名前:濱津隆之(はまつたかゆき)
生年月日:1981年8月25日(37歳)
職業:俳優
所属:フリーランス
出身:埼玉県
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映画「カメラを止めるな!」は、「第43回報知映画賞」では特別賞に輝き、「第36回ゴールデングロス賞」も全興連特別賞を受賞…
「第40回ヨコハマ映画祭」では日本映画ベストテン、審査員特別賞などにも輝いています。
また、その影響は映画界だけでなく、「Google 2018年検索ランキング」(日本)で1位、「2018ユーキャン新語・流行語大賞」では略称の「カメ止め」がノミネート30語に選ばれるなど、大きな社会現象となりました。
映画の興行収入も28億円を超えるまでとなったのです。
興行収入も28億円を超えると言われてもピンとこないかもしれませんが、最近の映画で30億円前後の興行収入をあげた映画(邦画)はこんな感じです。
劇場版ポケットモンスターみんなの物語(上半期集計時点)・・・30億円
るろうに剣心・・・30.1億円
デスノート・・・28.5億円
20世紀少年 第二章最後の希望・・・30.1億円
ちなみに、興行収入28億円をあげた「カメラを止めるな!」の製作費は300万円です。
言うまでもありませんが、上記の中で制作費300万円といった低予算の映画はありません。
さて、映画「カメラを止めるな!」の興行収入とその規模感がわかったところで、本題に入ります。
これほどの興行収入をあげた映画の主演である「濱津隆之」さんのギャラはいくらだったのか?
その答えは本人が答えていました。
2018年10月28日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演した濱津さんは、映画の出演料を聞かれて、「最初のギャラは一切ないです」とコメントとしているのです。
続けて、濱津さんは「そもそもワークショップ(体験型講座)からスタートして、最終的に長編映画を撮影するという流れだったので」と理由を説明していました。
実は映画の興行収入の多い・少ないは、出演者のギャラとほとんど関係がないのです。
洋画の場合は興行収入に応じた出来高払いが支払われるケースも少なくありませんが、邦画の場合はほとんどありません。
つまり、極端な話をすれば、興行収入を何十・何百億とあげようが、思いっきりコケようが、出演者のギャラは固定で変わらないのです。
しかも今回、濱津さんの場合はワークショップ(体験型講座)という形式で映画撮影がスタートしています。
映画関係のワークショップも色々あるのですが、濱津さんの場合はおそらく「〇〇という映画を自主制作したいので出演してくれる方を募集しています」というようなワークショップに参加したのだと思われます。
もちろん、この〇〇は「カメラを止めるな!」です。
ご存知のように映画製作には多くのカネ・モノ・ヒトが必要で、一人では到底できません。
そこで、将来的に映画の仕事に携わりたい人が集まり、インディーズ映画などを手掛けることで映画製作の工程を経験できるのがワークショップなのです。
中には有料のものがありますが、無料で参加することもできます。
このようなワークショップからスタートした映画製作・出演であったため、「カメラを止めるな!」は制作費300万円という低価格で完成させることできたのです。
「ここまでヒットするとは1ミリも思っていなかった」と言う濱津さん…
確かにワークショップで始めた映画がこれほど大ヒットするとは誰も夢にも思っていなかったのでしょう。
しかし、「カメラを止めるな!」はSNSなどを中心に広まり、ここまで社会現象となりました。
今もラブホテルで風呂場を清掃するバイトをしているという濱津さん…
映画のギャラはありませんでしたが、映画のヒットがきっかけでテレビ出演や取材などの仕事が舞い込んできていると言います。
濱津さんの仕事がお金に変わるのはここからなのでしょう。
これからの濱津さんの活躍に期待です。
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