上方落語協会顧問で、月亭一門をまとめる落語家の「月亭八方」さん。
そんな八方さん、実は若い頃に円形脱毛症になったことがあったのです。
今回はその時のエピソードをご紹介しましょう。
名前:月亭八方(つきていはっぽう)
本名:寺脇清三(てらわきせいぞう)
生年月日:1948年2月23日(72歳)
職業:落語家
所属:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
出身:大阪市福島区出身
学歴:関西学院大学経済学部オープンカレッジコース
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月亭八方さんの円形脱毛症が明らかになったのは1985年頃。
ちょうど雑誌の取材をしていた時のことです。
始めはご機嫌だった八方さん。
写真に関しても、二つ返事でOKを出しました。
ところが、いざ写真を撮ろうとするとポーズがぎこちない…
仕切に手で前髪を押さえていたからです。
記者が「何かあるんですか?」とたずねると、
実はつい最近、円形脱毛症になりましてん。カッコ悪いでんがな。頭は勘弁してください。やっぱり気になるよって。これが出たらシャレにもならん…
と告白。
あとは押しても引いてもNGは変わりませんでした。
八方さんが頭髪の異常に気づいたのは、1985年2月頃のことだったと言います。
発見者は床屋さんでした。
床屋さんが、「八方さん、えらい脱毛が目立ってまっせ」と言われ、
えっ、ホンマかいな、どこに?
「ほら、ここにありますがな」と床屋さんがかき分けてくれた右横を見ると、ちょうど500円玉大の脱毛がありました。
八方さんは仰天。
なんやこれ、円形脱毛と違うか。なんでこんなものができるんやぁ。
床屋さんも、「何か悩み事があるのと違いますか?神経の遣い過ぎでなるみたいですよ」と言われるも、どう考えても、八方さんには円形脱毛になるほど神経を酷使した記憶がありませんでした。
まあ、しいていったら借金でんな。いつも「金欲しい、金欲しい」と思ってますさかい、借金苦で円形説毛症!これしか考えられんのですわ。
と取材でも答えていたのです。
ただ、これは八方さんのお得意の冗談。
当時の八方さんは、テレビやラジオと5本もレギュラーを持つ売れっ子でした。
そんな八方さん、その後ラジオ番組で円形脱毛症を告白したところ、
結構、円形脱毛症の人多いんですねえ。ラジオ聞いた人からすぐ手紙がたくさんきました。「私の主人もそうでした。頑張ってください」とか、「ビールかけたらいい」とか。そう言えば「ネズミの糞飲め」いうのもありましたな。
とのこと。
さらに家族の反応も薄かったとか…
家帰ってヨメはんに言うたら、大笑いしただけで、医者に行けとも言いよらん。娘の良恵(当時小学4年生)も「お父ちゃん、放っとけや」とこうですわ。
本人も「わてもやっぱり人間だったんですね」と驚くような月亭八方さんの若い頃に起きた円形脱毛症のエピソードでした。
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