1980年代

清川虹子…左とん平と70歳で濃厚ラブシーンを演じる?!





生涯現役を貫いた喜劇女優「清川虹子」さん。
惜しまれつつも、肺出血のため2002年5月に亡くなられました。

当時、喜劇女優は“格下”とみられ敬遠されていました。
しかし、清川さんは「日本の喜劇は、受け取る側がレベルを悲劇より下のものと思っている。だから若い女優さんが、なかなか三枚目をやりたがらないの。あたしはねえ、人が笑っているのを見るのがすきなの。だから喜劇を選んだの。コメディアンは多数いるけど、喜劇女優は今の日本に、あたし一人だけ」と言い切る強力な自負と自信を持ち合わせていました。

同時にそれは70歳で初ヌード披露をし、体当たりでラブシーンを演じた清川さんならではの言葉でもあったのです。

名前:清川虹子(きよかわにじこ)
本名:関口はな(せきぐちはな)
生年月日:1912年11月24日(享年89歳)
職業:喜劇女優
出身:千葉県東葛飾郡松戸町(現・松戸市)
学歴:神田高等女學校(中退)




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戦前、古川緑波(古川ロッパ)さんらと浅草軽演劇で活躍し、戦後も喜劇から映画、舞台と幅広く活動を続けた女優の清川虹子さん…
70歳になった1983年4月に公開された映画「楢山節考」で初ヌードを披露して世間を驚かせました。
ちなみに大胆な濡れ場を演じた相手は、左とん平さんでした。

1982年に東映が発表した製作ラインアップで、ひときわ注目を集めたのが今村昌平監督の「楢山節考」…
口減らしのために炭を山に捨てる貧しい農村を舞台に、人間の営みが骨太に描かれる作品ですが、監督は撮影にあたり本格的な“濡れ場”を取り入れたい意向を見せていました。

出演者は清川さんの他、緒形拳さんらが決定していましたが、この時点では世間もマスコミも清川さんが濡れ場に挑戦するとは思ってもいなかったのです。
しかし、ほどなく清川さん初ヌードの仰天情報がマスコミを賑わすようになりました。

「私、今まで水着姿にバラの入れ墨で出たことはあったけど、丸出しのシーンは今度が初めて」と清川さん…
おもしろおかしく書きたてるマスコミに「ポルノじゃなくて芸術なのよ」とクギを刺し、「(出演を)OKした後に濃厚ラブシーンがあると聞かされてウワーッと思ったけど、今村監督ならポルノとは違って必然性があってのこと。断ろうとは思わなかった」とコメントしました。

清川さんが演じたのは村の掟で結婚できず、メス犬相手性欲を発散させる次男坊に、”女”を教える老婆の役…
当初、ラブシーンの相手は決まっておらず、緒形さんか三木のり平さんかとワクワクしていましたが、とん平さんに決まって清川さんがちょっとガッカリという報道も流れました。

濡れ場の収録は清川さんが70歳の誕生日を迎える1982年秋に行われました。
当初、前貼りなしで撮影に臨みましたが、迫真の演技で迫るとん平さんにあわてて作るハプニングもあったのです。

前貼りが初めてという清川さんは「貼ったりはがしたりで毛が抜けちゃって」と、笑いながら様子を語っていました。
一方、相手役のとん平さんも「清川さんは70歳という年齢の割には肌がきれいで張りがあったよ。体は30歳代だね」と撮影を振り返りました。

「楢山節考」の公開は1983年4月29日…
清川さんに負けじと賠償美津子さん、あき竹城さんらも激しいカラミを演じていましたが、やはり注目を集めたのは清川さんの迫力ある豊満なバストでした。

清川さんは「みんながアタシの胸のことばっかり話題にするのよね。あたしゃ主役じゃなくてちょこっと出てるんだけどねぇ。でもあたしの演技が”笑い”をとっているのならそれでもいいわね」と喜びを語りました。

公開翌月に開かれた第36回カンヌ国際映画祭コンペティション部門では大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」を抑えて見事にパルムドーレを獲得しました。

清川さんはその後も映画やドラマで活躍を続け、1990年には勲四等瑞宝章を受章するなどしましたが、2002年5月24日、肺出血のため89歳で惜しまれながら他界されたのです。




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