中学・高校時代から多数のテレビに出演し、1960年代には東映の看板女優としてデビュー…
現在も映画にドラマに大活躍の「三田佳子」さん。
かつては4年連続で長者番付トップを誇った彼女には、1998年に次男・高橋祐也さんが覚醒剤取締法違反で逮捕されたという暗い過去がありました。
名前:三田佳子(みたよしこ)
本名:高橋嘉子(たかはしよしこ)
生年月日:1941年10月8日(77歳)
職業:女優
所属:プロダクション尾木
出生地:大阪府大阪市
学歴:女子美術大学付属中学校・高等学校卒業
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次男が逮捕されたのは1998年1月7日のこと…
三田さんが稽古場として使っていた自宅の地下室で数人の仲間と覚醒剤パーティーを開いている現場に、麻薬取締官が踏み込んだのです。
覚醒剤使用を認めた次男は当時、まだ18歳で高校3年生でした。
未成年者の犯罪であり、当初この事件は報道されることもなく、1月16日に家裁送致、2月2日に保護観察処分が決まっていました。
しかし、2月5日の「日刊ケンダイ」で「三田佳子の次男が覚醒剤で逮捕されていた」とスクープして事件が明るみになったのです。
取材陣が大挙して三田さん宅に押しかける騒ぎに発展しました。
まずかったのは三田さんの対応…
次男は少年法の適用を受けること、母親が有名女優であることで少年が特定できてしまうことなどを理由に、「今回の事件を報道しないこと」を求め、マスコミに申し入れ書を提出したのです。
これは当然、反発を買いました。
大女優の息子が未成年であることを理由に「報道するな」というのはご都合主義…
それでも翌日は涙の謝罪会見になると思われましたが、現場は終始対決ムードで、普段は手心を加えることが多い芸能リポーターも容赦ない質問を浴びせのです。
これに対して、三田さんは「少年法を守る立場から思ったことをお話しできない」と質問をかわし、「次男の変化には気が付かなかった」、「原因は私が人生をかけて究明致します」などと語りました。
当時は前年に発生した神戸連続児童殺傷事件の影響もあり、少年法見直しについての議論が起きていました。
マスコミは「息子擁護に少年法とは笑わせる」とか、「月の小遣いが多い時には50万円」などと報じ、「放任子育ての言い逃れ」と三田さんをバッシングしたのです。
これで三田さんは”良妻賢母”のイメージがすっかり失われ、結局、合計3億円以上ともいわれる6社のCMを降板し、女優活動を一時休止するまで追い込まれました。
その後、およそ1年の謹慎期間を経て三田さんは仕事に復帰するものの、2000年10月、次男が再び覚醒剤で逮捕されてしまいます。
この時はすでに20歳…
実名とともに覚醒剤を介した交友関係など大々的に報道されました。
三田さんは今回は観念したのか、「不祥事を重ねて起こしましたことを母親として慙愧(ざんき)に堪えません…ファンの皆さまごめんなさい」と謝罪FAXを流し、再び芸能活動を1年間自粛しました。
次男の高橋祐也さんは執行猶予がついて一時はミュージシャンとして芸能活動も行っていました…
ところが、2007年に3度目となる覚醒剤事件で懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けてしまいます。
この時はさすがに三田さんも「親として関われる限界がある」と息子を突き放す発言をして芸能活動は自粛しませんでした。
次男は仮釈放後、薬物中毒・薬物依存症のリハビリセンターである「琉球ガイア」に入所した後、当時26歳の一般女性と結婚…
現在は一児の父となり、実業家として活動しています。
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