1980年代

川野太郎(俳優)…若い頃に転落事故にあったことがある?!




 

1985年のデビュー作「澪つくし」(NHK)や、「キッズ・ウォー」(TBS)などに出演していた俳優の「川野太郎」さん。
そんな川野さんがテレビドラマ「武蔵坊弁慶」(NHK)の撮影中に転落事故にあったのは、1986年3月のことでした。

名前:川野太郎(かわのたろう)
生年月日:1960年4月11日(59歳)
職業:俳優
所属:オスカープロモーション
出身:山口県吉敷郡小郡町(現:山口市小郡)
学歴:早稲田大学教育学部体育学専修




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1986年に放送された「武蔵坊弁慶」(NHK)で、川野太郎(当時25歳)は源義経役で出演していました。
この年の3月3日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で、弁慶役の二代目・中村吉右衛門さん(当時41歳)を相手に、有名な五条大橋のシーン(1986年4月7日放送)を撮影していたのです。

弁慶の繰り出す大長刀(おおなぎなた)を、ヒラリ、ヒラリとかわして橋の欄干(らんかん)に降り立つシーンで、川野さんは身の軽さを強調するために、体を2本のピアノ線で高く吊られていました。

しかし、このピアノ線が腰の接合部から切れ、川野さんは5メートル下のコンクリートの床に転落したのです。

すぐ港区元赤坂にある前田外科病院(現:赤坂見附前田病院)に入院して、頸椎捻挫(軽いムチ打ち症)で全治1週間、左手の人さし指の裂傷で全治10日間という診断を受けました。

入院が意外に長引いたのは、指が何か所も複雑に切れていて、合計で7センチ、21針も縫う重傷だった上に、その後に神経が2本も切れてていたことが発見されて、3月13日に再手術を受けていたからです。

ただ、退院した川野さんはすっかり元気になり、NHKで記者会見を行いました。

落ちた時は、自分を吊っているピアノ線がプツン・プツンと切れる音がして、一瞬、「あっ落ちるのかな」と思いました。

と、当時の状況を語った川野さん。

落ちる瞬間は咄嗟に、

酔っぱらいが転んでも、力が抜けてるから意外にケガをしない。だったら、自然体で落ちた方がいいな。

と、考えたと言います。

川野さんは、山口県の鴻城(こうじょう)高等学校、早稲田大学と野球部で活躍しており、咄嗟の運動神経と判断力が被害を最小限にくい止めたと推測されていました。

入院中はテレビを見たり、弁慶に関する本を読んだりして暇を持て余していた川野さんも、3月16日に退院し、19日から撮影を再開しています。

「あんなことがあった後だけに、アクションシーンは怖くないか?」という質問にも、

俳優になった以上、体を張るという気持ちはあるし、危険は覚悟の上、今後も吹き替えは使わずに頑張ります。

と、元気に答えました。

とは言え、NHKの村上慧(さとし)チーフプロデューサー(当時)は、

五条大橋のシーンは、まだ一部残っていますが、ピアノ線は使わずに演出したい。本人も辛いでしょうから。

と気遣い、この五条大橋の収録では、宙吊りシーンが無しで再開されました。

本来、1本のピアノ線が支えられる重量は100キログラムほど。
川野さんの当時の体重は67キログラムで、許容限度200キログラムの2本のピアノ線が切れたということに、NHKは大きなショックを受けたのです。
NHKはすぐに安全対策委員会を作って、原因究明にあたったのでした。

さて、その後の川野さんですが、「料理バンザイ!」(テレビ朝日系)で長年リポーターを務めたり、1999年には「キッズ・ウォー」で、父親役を好演しました。




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