1960年代

グループサウンズ「オックス」の失神パフォーマンスとは何だったのか?





1960年代後半、若者たちを熱狂の渦に巻き込んだグループサウンズ…
「オックス(OX)」をご存知でしょうか?

グループ名:オックス(OX)
ジャンル グループ・サウンズ
活動期間:1968年~1971年
レーベル:ビクターレコード



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「オックス(OX)」は、英語で雄牛のことを指し、グループ名の由来はリーダーである福井利男さんが婦人下着メーカーのシルバー・オックスよりヒントを得て命名されました。

そんなオックスは野口ヒデト(現・真木ひでと)さんがリードボーカルを務め、ステージのたびに失神する女性が続出したことでも知られていたのです。
それは1968年11月に「失神禁止令」が出るほどに…

コトの発端は1968年9月25日、大阪厚生年金会館でのコンサートで起きました。
演奏中、陶酔して放心状態となったキーボード担当の赤松愛さんと野口さんがステージで歌いながら失神し、うずくまってしまったのです。
そして、これにつられるように客席の中学生くらいの女の子がバタバタと倒れたのでした。

そんな経緯があり、それ以降のオックスのステージでは歌い終わったところで、メンバーが失神パフォーマンスをすることが”お約束”になっていきました。
そうして1カ月後の1968年10月20日、愛知県犬山市のコンサートでは、30人近い失神者が出る騒ぎとなったのです。
当時、主催者側はあらかじめ看護師をスタンバイさせるなど万全の対応を取っていましたが、3日後の名古屋でも騒ざ収まりませんでした。

警備員や警察官など50人以上の警備体制の下で始まったコンサートの終盤、中腰で叫んでいた1人の女の子が椅子にへたり込んで動かなくなり、看護師が見た時はすでに意識を失っていました。
気づけばショー終了後には20人ばかりの女の子がシートでぐったり…

「大丈夫?」と聞くと、彼女たちは「大丈夫」と答えるものの、いざ立たせようとすると体に力が入らず、起き上がれない状態だったそうです。
結局、意識不明の2人とふらつきが治らない7人が病院に搬送される事態となりました。

後に失神した少女は「どうなったか全然覚えてない。見ているうちにものすごく興奮して立ち上がって叫んでいたのは知ってるけど、後のことはわかりません。」などと語りました。

失神騒動は、「テル・ミー」(ローリング・ストーンズ)や「メンズ・メンズ・ワールド」(ジェームス・ブラウン)の演奏中に起こることが多く、所属事務所はこれらの曲を「失神曲」として演奏を自粛しました。
メンバーにもステージ上で失神パフォーマンスを行わないよう「失神基本止令」を出したのです。

しかし、1968年11月10日の東京・日比谷公会堂では童謡や演歌を演奏して失神を防ごうとしたにもかかわらず、30人の失神者で演奏を中断する騒ぎとなり、相次ぐ失神は社会問題化…
グループサウンズへの風当たりは強くなり、ブームは徐々に下火となっていったのです。

オックスは1969年5月に赤松さんが脱退し、シングル「もうどうにもならない」を最後に71年解散します。
解散後に野口さんは全日本歌謡選手権に演歌で挑戦し、10週勝ち抜きという快挙を果たします。
その後、野口さん芸名を真木ひでとに改名し、「夢よもういちど」で再デビュー…
1991年にはオロナミンCのCM曲「元気の星」を歌って話題となりました。

またオックス自体は2004年、井筒和幸監督の「パッチギ!」冒頭のライブシーンで、野口ヒデト役を加瀬亮、赤松愛役を浅利陽介が演じて、ホンモノそっくりがスクリーンによみがったことがあります。




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