2013年1月10日、くも膜下出血で倒れて病状が心配された「佳那晃子」さん。
一時は脳死宣告を受けたものの、夫・源高志氏の看病の甲斐あって、両手両足を動かすまで復活し、この闘病生活の模様が2013年NHKドキュメンタリー「甲斐性なしと静かなる女優」として放送され話題となりました。
名前:佳那晃子(かなあきこ)
本名:関田祐子
生年月日:1956年3月8日(62歳)
職業:女優
所属:オフィスPSC
出身:東京都八王子市
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佳那晃子さんのデビューは17歳…
カンヌ国際映画祭で話題をさらった浮世絵ポルノ映画「ザ・ウーマン」に続いて「四季・奈津子」、「魔界転生」と次々と話題作に出演して注目の女優となりました。
転機が訪れたのは1990年2月…
売れっ子放送作家の源高志氏と結婚します。
源氏は「スター誕生!」(日本テレビ系)や「カックラキン大放送」(日本テレビ系)を担当した売れっ子放送作家で、2人は数年前から同居していましたが、当時結婚していた源氏の離婚成立を待って入籍したのです。
結婚したことがわかったのは入籍から1年半後の1991年6月でした。
この二人の結婚生活に異変が発覚したのは1996年3月頃…
源氏の経管する会社のトラブルを原因とした4億円もの借金が報じられたのです。
発端は実は入籍間もない1990年9月…
2000万円の番組を制作した際、つかまされた手形が不渡りになり、映画につぎ込んだ2700万円が回収不能になったのです。
結局、合計4900万円の損害が発生しました。
当初は銀行からの借り入れで穴埋めする予定でしたが時期が悪かったのです。
1990年はバブル崩壊の引き金となった総量規制が行われた年…
本来、銀行から入るはずの5000万円の融資は延び延びになりました。
そこで知人の援助を受けたのですが、これが利息が1カ月1割という高利で、負債はあっという間に4億円にまで膨れ上がってしまったのです。
しかも、同時期に佳那さんも所属事務所とトラブルが起き、契約解除になってしまいました。
それからの夫婦の生活はひたすら“質素”、“倹約”…
4台あったベンツは売り払い、源氏は仕事先へ電車通勤しました。
佳那さんも服を1着も買わない生活を続け、自宅マンションの電話やガスを止められたこともあったといいます。
1994年には返済の足しにと、佳那さんはヘアヌード写真集も出版しました。
540万円の収入があった月でも、借金返済に充てる金額を除くと、手元には7万円しか残らなかったこともあったといいます。
もっとも、源氏と結婚する前は家賃4万5000円の木造アパートに住むなど、佳那さんは「小さいほうに金銭感覚がズレていた」といいます。
さらに源氏も「今回のお金絡みのいじめられ方なんて、若い頃された“放送作家いじめ”に比べればなんてことないですよ」と生活を続け、借金問題が明らかになった時には、すでに残り1億円まで減っていました。
佳那さんは周囲から離婚を勧められたこともあったといいますが、「これは事故だと思っているんです。夫が事故に巻き込まれたからといって、そこから逃げ出すくらいなら、初めから結婚なんかしなければいい」と、コメントしたのです。
借金問題について、綱渡りで地球に帰還した「アポロ18号」に例えて、「大気圏の突入角度が問題だぞ」と語り、無事返済されました。
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