1990年代

「加勢大周」は都内でバーテンダー・「新加勢大周」はパーソナルジム




 

当時、人気俳優だった「加勢大周」さん(当時23歳)の旧所属事務所が「新加勢大周」と名乗る新人をデビューさせるという珍事があったのは1993年のことでした。

その背景にあったのは2年以上にわたって揉めた独立問題だったのです。

名前:加勢大周(かせたいしゅう)
本名:川本伸博(かわもとのぶひろ)
生年月日:1969年12月29日(49歳)
職業:元俳優、バーテンダー
出身:北海道函館市
学歴:東京都立玉川高等学校



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1993年7月7日、甘いマスク、黒いタンクトップで筋肉質のカラダを見せつけるかのような22歳の若者が記者会見に臨みました。
セッティングしたのは芸能プロダクション「インターフェイスプロジェクト」の竹内健晋社長です。
記者会見は、この新人タレントのデビュ―会見でした。

元所属タレントの加勢大周との確執で渦中の人となっていた竹内社長が開く会見だけに、200人を超える記者が詰め掛け、テレピ中継も行われました。
新人タレントの芸名が発表されると、会場にどよめきが起こります…
なぜなら名前が「新加勢大周」だったからです。

この芸名について記者団の質問が飛ぶと、社長は「加勢大周の名は絶対に渡さん」と叫ぶがごとくコメント…
一方、新人タレント本人は「困惑じています」とポツリと語るのみ。
今なお、語り草となっている異例の珍会見でした。

そもそも本来の加勢大周さんはバイト先の居酒屋で竹内社長にスカウトされ、1990年に桑田佳祐監督の映画「稲村ジェーン」にいきなり主演し俳優デビュー…
続けざまに「学校へ行こう!」、「ADブギ」などのドラマで人気を博し、吉田栄作さん、織田裕二さんと共に「トレンディーご三家」といわれるまでに上り詰めた人物です。

しかし、そんな加勢さんは事務所とトラブルになるのです。

1991年6月、加勢さんは実母を社長にした芸能事務所「フラップ・プロモーション」を設立…
「インターフェイスプロジェクト」から移籍しました。

旧事務所側は、この移籍が契約違反だと主張し、加勢さんの芸名使用と芸能活動の禁止…
損害賠償などを要求し、さらに同年8月には東京地裁に提訴しました。

一方、加勢さん側から給料が月22万5000円という薄給だったとの情報がメディアに流れます。
旧事務所側は「それは本俸だけ。別に年間2100万円ほどの歩合部分のボーナスがあった。」と給与明細を示し、事態は泥仕合になりました。

1992年3月、東京地蒙「加勢大周」の芸名使用禁止の判決を下すと、加勢さん側は控訴…
1993年6月、東京高裁で今度は加勢さん側の逆転勝訴となったのです。

冒頭の記者会見はこの判決の直後のタイミングでした…
芸名使用が認められた「加勢大周」に対抗し、旧事務所は「新加勢大周」という新人をデビューさせる前代未聞の策に出たのです。

ところが、直後に芸名使用に関して両者で和解が成立し、7月27日、今度は「新加勢大周」の改名記者会見が開かれ、わずか20日で「坂本一生」と名を変えることになりました。

その後の元祖の加勢大周さんは、このスキャンダルが尾を引き低迷…
2008年10月に覚醒剤と大麻所持で逮捕され、芸能界を引退しました。

その後、2011年時点は都内のとある繁華街から少し離れたビルにある地下のバーでバーテンダーとして働いているそうです。

一方の坂本一生さんは、バラエティー番組などで活躍した後、ホストやトラック運転手などを経て、便利屋兼探偵業(便利屋お助け本舗)を始めます。

しかし、自らの知らないところで行われたヤラセ取材に責任を感じたことから、便利屋業からは手を引き、2017年6月からは「坂本一生スポーツジム」を設立し、完全プライベート型パーソナルジムの運営に乗り出しています。




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