1960年代

大屋政子…帝人社長との結婚は略奪婚だった?!




 

派手なピンクのミニスカートと甲高い声で人気だった「大屋政子」さん。

「ウチのおとーちゃん」の口癖でも有名でしたが、この”おとーちゃん”とは1950年5月、29歳の時に結婚した「帝人」のワンマン社長、大屋晋三さん(当時55歳)のことでした。

結婚時の大屋晋三さんは運輸大臣を務めていましたが、政子さんとの交際がスタートした時は別居中の妻がいたのです。
そのため現役大臣の不倫・再婚は戦後マスコミを賑わせる騒ぎになりました。

名前:大屋政子(おおやまさこ)
生年月日:1920年10月27日~1999年1月16日(享年78歳)
職業:歌手、実業家、タレント、作家
出身:大阪府大阪市阿倍野区北畠
学歴:大阪音楽学校(中退)




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政子さんは衆議院議員、森田政義さんの娘として生まれました。
声楽家を目指してコロムビアに入社…
戦争中は軍専歌手として工場などへの慰問公演を行っていました。
戦後もテイチク専属歌手として御風真弓の芸名でレコードもリリースするなど、芸能活動を行っていたのです。

転機は1947年の晋三さんの参院選出馬…
一時的に帝人を離れて政界進出を目指す晋三さんは父・森田さんの地盤を持つ政子さんに選挙応援を依頼しました。

親子ともいえる年の差の2人…
政子さんは晋三さんの後にぶら下がるようについて回り、「ウチのパパはねぇ」と言いながら選挙運動をして当選を支えたのです。
政子さんは当選祝いの客たちにも「ウチのパパがね」と口癖のように繰り返しました。

当時、晋三さんは身の回りをサッパリかまわない性格で、洋服の下はボロボロのシャツを着ていたといいます。
しかし、当時の政子さんは「選挙中、お付き合いしているうちに大屋さんがお気の毒でたまりませんでした。でも、その頃の私は奥さんとの仲がうまくいくよう祈っておりました」と復縁を願っていたといいます。

けれども晋三さんと妻の距離は離れるばかり…
大臣就任後間もなく、肺炎で倒れた際にも、政子さんは付きっきりで看病しました。
同じく看病のため上京した妻は政子さんの存在を知ると数日の滞在で引き返したのです。

晋三さんと政子さんとの間には娘も生まれ、離婚協議が本格的に進められるようになりました。
時には子連れで国会を訪れた政子さんは「パパ、パパ」と晋三さんの後を追いかけ、参議院食堂の真ん中で歌を披露することもあったといいます。

マスコミは「現役大臣の新版・老いらくの恋」と面白おかしく書きたて、世間では賛否両論が巻き起こりましたが、晋三さんは政子さんは1950年5月に結婚…
直後の参院選でも見事再選を果たしました。

その後、晋三さんは1956年の参院選に出馬せず政界を引退…
帝人の社長に復帰しました。

結婚とともに芸能活動が停止していた政子さんは財界に進出…
帝人の陰の女帝として”台風レディー”の異名とともにゴルフ場を経賞するなど活躍しました。

「パパ」の口癖はいつしか「お父ちゃん」に変わり、東急社長の五島昇さんからは”お父ちゃん夫人”のニックネームまでもらうようになったのです。
政子さんは1980年3月に晋三さんが亡くなった後も、文化活動を中心に活躍を続けました。

1983年から「笑っていいとも!」にレギュラー出演するなど芸能活動も再開…
生前、晋三さんが好きだったミニスカート姿で人気を集めましたが、1997年に胃がん手術を行い、闘病を世間に公表することなく1999年1月、惜しまれながら78歳で他界したのです。




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