1990年代

千葉すず…生中継で放送禁止用語の内容とは「メダル○○○○」?!





女子自由形のエースとして、日本の競泳界に貢献した「千葉すず」さん。
かつて、TVで衝撃の「き◯がい」発言をしてバッシングを浴びることとなりました。

なぜ彼女は、そのような発言をしてしまったのか?…
また水連と対立してしまったわけとは何だったのでしょうか。

名前:千葉すず(ちばすず)
本名:山本すず
生年月日:1975年8月11日 (42歳)
職業:競泳選手
出身:神奈川県横浜市保土ケ谷区
学歴:近畿大学附属高等学校




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1996年アトランタ五輪、期待されながらメダルを取れなかった千葉すずさんは、 ニュースの生放送で「メダル、メダルって、おかしいです。実際にやってみてください。日本の人は、メダルキ◯ガイですよ」と答えてしまいました。
この「キ◯ガイ発言」には、それなりの前フリがあったのです。

前年、パンパシフィック選手権200メートル自由形で優勝した千葉さんを、マスコミはアトランタでのメダル最有力候補として持ちあげました。
日本人で、自由形で、しかも金メダルも不可能ではないと、スポーツ新聞や雑誌は煽りに煽って書きたてたのです。

しかし、アトランタでの結果は200メートル自由形で10位予選落ち…
400メートル自由形で13位予選落ちと、個人種目で惨敗しました。
団体種目の800メートルリレーでアンカーを務め、チームは日本新記録を出しましたが、惜しくも4位に終わったのです。

レース直後、日本人のインタビュアーがいきなり千葉さんに「(メダルが取れず)惜しかったね」と声をかけました。
日本新記録を称えるのではなく、あくまでもメダル…
千葉さんがカチンときたのは間違いありません。

これだけではありません。
その4年前の1992年バルセロナ五輪、千葉さんは200メートル自由形で6位入賞を果たしました。

メダル獲得こそなりませんでしたが、日本水泳史において女子の自由形で6位に入賞したのは、1936年ベルリン五輪の小島一枝さん(400メートル)以来の快挙となります。
当然、メディアが報道するに足るニュースです。

この「快挙」も岩崎恭子さんの「奇跡」で吹き飛びました。
マスコミの報道は、岩崎恭子さんに集中したのです。
「メダルキ◯ガイ」発言には、このときのトラウマも重なったに違いありません。

シドニー五輪を控えた1999年の日本選手権…
千葉さんは100メートルと200メートル自由形で当時の日本記録を塗り替えました。

翌2000年の日本選手権でも、五輪出場条件であるA標準記録を突破して優勝…
誰もがシドニーの代表入りと思いましたが、日本水連は千葉さんを落選させたのです。

落選理由は「メダルの取れる選手を選んだ」というもの…
日本では一番速いが、世界ではメダルが取れないので、自由形のエントリー自体を放棄して、他の種目にかけるというのです。
また、水連の古橋会長が千葉さんを問題児として切りたがっていたという話もありました。

そもそも、2000年のタイムは世界ランク17位と平凡ですが、1999年の選手権の記録は世界ランク2位と充分にメダル圈内…
千葉さん自身も「日本選手権は流す程度で、シドニーで全力を出すように調整する」と言っていました。

これはアスリートとして、当然の考え方です。
古橋会長が「日本選手権で手を抜く選手はいらない」と言ったのは、もはやいちゃもんにしか聞こえませんでした。

終戦直後、世界記録を連発し、日本のために泳いでいた古橋広之進会長…
日頃から「自分のために泳ぐ」、「楽しむために泳ぐ」と放言していた千葉さんを毛嫌いしていたのは容易に想像できます。

千葉さんは落選を不服として、日本人で初めてCAS(スポーツ仲裁裁判所)に提訴しました。
千葉さんの訴えは認められませんでしたが、水連側の選考理由が曖昧すぎるとして、CASは「選考基準の透明化」と「千葉への裁判費用の補償金の支払い」の裁定を下したのです。

裁定後の記者会見では、「千葉選手への責任をどう感じていますか?」と質問された古橋会長は「なんの責任だ!」とムキになり、記者会見を打ち切って逃げるように去っていきました。

2002年、千葉さんはアトランタでの代表選手でもあり、幼馴じみの山本貴司さんと結婚…
アテネで夫の山本貴司さんが200メートルバタフライの代表選手に選ばれると、「やっぱりメダルを取って欲しい」と雑誌のインタビューに笑顔で答えました。

その言葉に応えるよう、山本さんは200メートルのバタフライで銀メダルに輝き、まるで、妻の無念を晴らすかのような執念の泳ぎを見せたのでした。




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