1980年代

三宅裕司…スタッフの不祥事で「イカ天」打ち切り

劇団「スーパー・エキセントリック・シアター(SET)」の座長…
これまでドラマや映画に加え番組司会などマルチに活躍する「三宅裕司」さん。

三宅さんは、かつてTBS系で放送されていた「イカ天」でも相原勇さんと司会を担当…
若者の間で大人気になったのですが、番組スタッフの事件がキッカケでブームはアッという間に終わったのです。

名前:三宅裕司(みやけゆうじ)
生年月日:1951年5月3日(68歳)
職業:コメディアン、俳優、タレント、司会者
所属:アミューズ
出身:東京都千代田区神田神保町
学歴:明治大学経営学部



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1989年9月30日付朝刊各紙には「『イカ天』ディレクター逮捕」の大見出しが掲載されました。

神奈川県警川崎署は前日、大麻やコカインを所持していたとして麻薬取締法違反で10人が検挙されたのです。
その中に「平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国」を制作する会社の29歳のディレクターが含まれていました。

30日夜、たまたま「イカ天」が生放送され、三宅さんは冒頭で詫びました。

皆さんに心配をかけて本当に申し訳ない。
音楽をやってるヤツに悪いヤツはいない。
一見、怖そうに見えるパンクをやってるヤツだってみんな根はいいヤツなんだと言い続けてきたのに、こんなことが起きて本当にすいません。

そして…

でも、今まで通り「イカ天」を目指すバンドのヤツらも頑張って欲しいし、テレビの前の皆も応援して下さい。

と切々と訴えたのです。

「イカ天」はTBSの土曜深夜0時30分から放送の番組でした。
アマチュアバンドが公募で参加して、勝ち抜き形式で「イカ天キング」を選ぶという構成で1989年2月に始まったのです。

当時、この時間帯は「オールナイトフジ」の独壇場だったが、FLYING KIDS、JITTERIN’JINN、宮尾すすむと日本の社長、BEGINなど個性的なバンドを輩出していました。

三宅さんと相原さんのテンポのいい司会も受け、「オールナイトフジ」を追い抜き、同時間帯としては異例の平均4%、最高6%に近い高視聴率を叩き出したのです。

しかも、出場バンドが続々とメジャーデビューし、若者の間で番組を目標としたバンドブームがわき起こり、社会現象になっていったのです。
その人気に水を差した事件でしたが、三宅さんの謝罪で影響はそれほどではなかったのです。

その後も10月にネット局が8局から10局に増え…

10月には夕方に1時間半のスペシャル番組が放送され、1990年元日には武道館で公開イベント「輝く!日本イカ天大賞」が行われました。
これでカブキロックス、たまなどのスターが誕生し、たまの「さよなら人類」は60万枚近いヒットになったのです。

ところが、1990年3月にまた事件が起きます。
28歳の番組の構成作家が、大麻をカフェバーのウエーターから30グラム買った容疑で逮捕され、自宅から5グラムの大麻が押収されたのです。

この事件が明るみに出た17日…
当日予定されていたイカ天は急きょ放送を自粛しました。
翌週再び、三宅さんが謝罪しましたが、この頃から番組は人気にかげりが出てきます。

8月から9月にかけ、番組視聴率は2~3%にダウン…
10月には年内での打ち切りが決定され、12月29日が最終回となり、ブームは2年待たず終焉となりました。




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