1980年代

SALLY(バンド)…解散した理由は「アイドル性」が原因だった?!




 

デビュー曲の「バージンブルー」(1984年)が大ヒットし、一躍スターダムにのし上がったロックバンド「SALLY(サリィ)」。
1984年のデビュー後は、“第二のチェッカーズ”や、“チェッカーズのライバル”とも呼ばれるなどの人気を得ました。

しかし、デビューから3年目の1986年5月27日に、SALLYは突如解散してしまうのです。
果たして、人気絶頂だったSALLYは、なぜ解散したのでしょうか?

SALLY

バンド名:SALLY(サリィ)
ジャンル:ロック、ポップス
活動期間:1984年~1986年
所属:山田パンダカンパニー – メリーゴーランド
レーベル:フィリップス
メンバー:
杉山洋介(ギター)
加藤喜一(ギター)
中野真(ベース)
岡田尚(サックス、キーボード)
箱崎昇(サックス)
中屋全次郎(ドラム)




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SALLY(サリィ)のデビューは1984年7月1日。
高校時代からライブ活動をしていた東京出身の6人がロックバンドを結成し、まさに破竹の進撃でその年のレコード大賞新人賞を獲得しました。

当時は“第二のチェッカーズ”や“チェッカーズのライバル”などと騒がれていましたが、SALLY本来の音楽志向に対して、アイドルの側面がクローズアップされることが多かったのです。

あれよあれよという間に人気は出たが、僕たちは芸能チックな売られ方に疑問を感じた。買われたのはアイドル性だけで、音楽そのものじゃなかったわけ。去年(1985年)の暮れにミーティングをやり、「これでいいのか?」と反省したが、このまま流されたらどうなるのか姉かった。いっそ今までのものを全部ぶっ壊して、一から出直さないとダメになるという気がした。

と語るリーダーの杉山洋介さん。

解散の理由は喧嘩別れをしたのではなく、当時の芸能界の波に呑み込まれるのを拒否して、それぞれのポリシーにこだわっていきたいと感じたからなのでした。

最後のライブツアーは1986年4月12日にスタート。
全国14か所を回り、5月7日の渋谷公会堂公演で正式解散が決定しました。

1986年4月5発売のラストアルバム「…THEN」は全員で作詞・作曲し、一人ずつメインボーカルとして収録されています。
女性ファンは泣いて残念がったものの、SALLY解散の意志は変わりませんでした。

ラストツアーは思い切り明るくやりたい。2年間の修学旅行の打ち上げみたいな気分で。

ともメンバーは語っていたのです。

そして、

いいこと悪いこと含めて、この世界(芸能界)が良くわかった。今のところ再結成は考えてないが、 将来もし機会があれば、日本のチャートを意識しないメジャーなバンドを作ってみたい。

との杉山さんはコメント。

デートを急かされて寝起きのまま行っちゃった女の子の心境だけど、今度はしっかりめかし込んで出直すよ。

とKEACHこと加藤喜一さんは語りました。

SALLY解散後、杉山さんは事務所後輩であった島田奈美さんに楽曲提供するなど裏方として活動し、現在はミズノマリさんとユニット「paris match(パリス・マッチ)」を結成しています。

加藤さんは解散後、ビートたけしさんのバックバンドや、布施博さんのアルバムの楽曲提供などを行っていました。
現在はユニットやソロで音楽活動をしています。

ちなみに、SALLYの旧メンバーでサックスを担当していた佐藤公彦さんは脱退後、福山雅治さんのバックバンドなどで活躍し、現在は淡谷三治(あわやさんじ)と名前を変えて、ポピュラー音楽バンド「MEN’S 5(メンズファイブ)」のリードボーカルとして活動しています。




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