1960年代

吉永小百合…自宅に銃を持った男が侵入し大騒ぎになる?!




 

紫綬褒章や日本アカデミー賞優秀主演女優賞受賞、文化功労者など数々の賞を受賞…
1960年代を代表する人気女優でありながら、70歳を超えた今でも輝きを失わない大女優と言えば「吉永小百合」さんでしょう。

そんな輝かしい経歴を持つ小百合さんですが、実は過去には自宅に銃を持った男が侵入するという事件に巻き込まれたことがあるのです。

名前:吉永小百合(よしながさゆり)
本名:岡田小百合(おかださゆり)
生年月日:1945年3月13日(73歳)
職業:女優、歌手
出身:東京都渋谷区代々木西原町
学歴:早稲田大学第二文学部西洋史学専修




Sponsored Links
 

それは1963年8月のことでした。
当時18歳だった吉永小百合さんは家族と共に、東京都渋谷区代々木西原町で暮らしていました。

8月9日の夜9時45分、小百合さんの自宅にピストルを持った男が侵入します。
当時、家には小百合さんを含めて家族5人がいました。

小百合さんと妹(当時16歳)が二階へ上がったところ、突然、男が現れたため、二人は階下へ逃げたのです。
男は口径7ミリの単発銃(弾薬を発射するたびに弾を込めるタイプの銃)を自作し、夜8時45分に応接間の屋根伝いに窓から小百合さんの家に侵入し、ずっと隠れていました。

すぐに両親が警察に通報し、その間に妹が小百合さんを犯人から引き離し、犯人と距離をおいていました。
通報で代々木署のパトカーが到着、警察官6人が駆けつけて、すぐに2階に向かいます。

松本欣一巡査部長(当時34歳)が逮捕しようとしたところ男が発砲…
松本巡査長は左顎を撃たれ、全治2ヵ月の重傷を負ったのです。

この発砲で機動隊が300人が出動する大騒ぎとなり、機動隊と男は室内で30分ほどにらみ合いになった末、夜の10時20分に男は拳銃を捨てて投降しました。
この時、小百合さんを始めとして、家族5人は全員無事でしたが、事件の巻き添えで小百合さんは足に軽いケガを負ったのです。

犯人は当時、プレス工をしていた渡辺健次(当時26歳)という人物で、熱狂的な小百合さんのファンだったのでした。
動機はなんと、大ファンの小百合さんと結婚したかったが無理だとわかり、小百合さんの体に自分の名前「ケン」を入れ墨にして、記念に入れてもらおうとしたから、でした。
嘘のような話ですが、この男は実際に彫り道具まで用意していたのです。

実はこの渡辺健次という人物は、1953年に強盗未遂で逮捕されていたのですが、その時はまだ少年であったため、刑事処分は受けていませんでした。
しかし、今回の事件で刑事処分が下されることになったのです。

また、この事件と同じ年の5月から9月にかけて、小百合さんには合計7通の脅迫状が自宅に届いていました。
脅迫状の送り主はこの渡辺健次という人物ではなく、当時、爆弾や拳銃で爆破や発砲事件を起こして、世間を震撼させていた「草加次郎」と名乗る人物からだったのです。

手紙には弾丸が入っており、内容は100万円を要求するものでした。
1通目から4通目までは小百合さんの父親が上野駅前の喫茶店まで来るように書かれていましたが、犯人は現れませんでした。

1963年9月6日に届いた7通目の脅迫状には、9月9日または9月10日に草加次郎が指定した急行列車から、これまた指定された場所に100万円を投下するという現金の受渡し方法が提示されていたのです。
また、こちらの手紙には過去の6通の脅迫状と異なり、時限爆弾を示す絵が入っていました。
しかし、9月9日と9月10日に列車に乗り込んだものの、現金投下のサインは現れなかったのです。

今でも芸能人が被害に遭う信じられないようなニュースが飛び込んで来ることがありますが、昔も負けず劣らず驚くような事件が起きていたのです。
10代の頃から70歳を超えても現在でも根強い人気を誇る大女優・吉永小百合さんに起きた信じられないような事件でした。




Sponsored Links
 



ピックアップ記事

  1. 大浦龍宇一…仕事上のトラブルは借金と父親が原因だった?!
  2. 金児憲史…嫁(楊原京子)が事故を起こしていた?!
  3. 藤田晋と奥菜恵…馴れ初めから離婚理由まで大暴露!?
  4. 浅村栄斗(楽天)…結婚相手と噂される彼女は「淡輪ゆき」だった?!
  5. ひょっこりひょうたん島(NHK)の打ち切りは政治的圧力だった?!

関連記事

  1. 1960年代

    里見浩太朗…若い頃に起こした「拳銃密輸事件」の秘話とは?

    水戸黄門で知られる「里見浩太朗」さん……

  2. 1960年代

    橋幸夫…軍刀(サーベル)を持った男に切りつけられる?!

    「いつでも夢を」や「潮来笠」など数々の…

  3. 1960年代

    市川猿翁と元妻・浜木綿子…45年前の離婚劇の真実

    実は東大出のインテリである香川照之さん…

  4. 1960年代

    大屋政子…帝人社長との結婚は略奪婚だった?!

    派手なピンクのミニスカートと甲高い声で…

  5. 1960年代

    藤山寛美が松竹新喜劇を除籍された驚くべき理由とは?

    アホを演じさせたらこの人を超える役者は今もいな…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Sponsored Links
Sponsored Links

最近の記事

  1. 山本譲二…妻の植木悦子との馴れ初めとは?!
  2. 松田聖子…デビュー5年目でも収入はとんでもなかった?!
  3. 牛島和彦…妻の光江との馴れ初めから結婚まで
  4. 八千草薫…メニエール病という病気を患ったことがある?!
  5. 具志堅用高…妻・香澄との馴れ初めから結婚まで
  6. 森繁和…妻・靖子との馴れ初めはファンレターだった?!
  7. 久米宏 …愛人が自殺未遂をして謹慎処分になったことがある?!…
  8. 倉田保昭…クラタスポーツ・スタジオを全国展開しようとしていた…
  9. ジャッキー佐藤とナンシー久美…ジャパン女子プロレスリング設立…
  10. 都はるみ…引退の理由は中村一好が関係していたのか?!
Sponsored Links

おすすめの記事

Sponsored Links

注目記事

Sponsored Links
  1. 2000年代

    北村匠海…父親が北村一輝っていうのは完全にガセ?!
  2. 2000年代

    畠山愛理(新体操)の山本湧との熱愛報道から現在まで…
  3. 1990年代

    松平定知…タクシー運転手暴行事件の真相とはいかに?!
  4. 1990年代

    上原さくら…元旦那と泥沼離婚を経て現在は「東海大」の大学生?!
  5. 1960年代

    中村錦之助(萬屋錦之助)と有馬稲子の離婚報道
PAGE TOP