1980年代

菊池桃子…エベレストの近藤謙司から手紙をもらったことがある?!




 

1983年10月から放送された「学園バラエティ パンツの穴」に出演し、芸能活動をスタート。
1984年の「青春のいじわる」でアイドル歌手デビューを果たした「菊池桃子」さん。

そんな菊池さんは過去に、エベレストから登山家・近藤謙司さんから手紙をもらったことがありました。

名前:菊池桃子(きくちももこ)
生年月日:1968年5月4日(51歳)
職業:女優、歌手、タレント、大学教員、ナレーター
所属:パーフィットプロダクション
レーベル:エピックレコードジャパン
出身:東京都品川区
学歴:法政大学大学院政策創造研究科政策創造専攻修士課程修了




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当時、香港の多くの若者が愛読していたアイドル誌「新時代」の人気投票で、NO1に輝くほどの人気を誇っていた菊池桃子さん。
その香港から熱烈なファンレターが来るのは当然と言えば当然だったのでした。

しかし、実は中華人民共和国・西蔵自治区(チベット自治区)のエベレスト登山ベースキャンプから、5700キロも遠く離れた日本の菊池さんに嬉しい手紙が舞い込んだのには、菊池さんも驚きました。

差出し人は世界的に有名な女性登山家・今井通子さん(女性初のアルプス三大北壁登攀に成功者)を隊長とするカモシカ同人冬季チョモランマ登山隊(チョモランマはエベレストのこと)の隊員・近藤謙司さん(当時23歳)でした。

ラジオ・文化放送「菊池桃子の桃子っぽいね」宛に届いた絵葉書の文面は、

西の果て、地の果て、この世の果てチベットよりアイをこめてお便りします。私たちは世界初の冬のエベレスト北壁を登るために戦いに来ている夢見るクライマーです。今、雑誌で桃子ちゃんの写真を見てますが、かくれ桃子ファンの私としましてはとっても嬉しい!来年帰国の予定ですが、この世界注目のイベントが成功するのを楽しみにしててくださいね。

とあったのです。

さすがの菊池さんもチベットからファンレターをもらうのは初めて。
「少しでも力になれたら…」とスタッフと考え抜いた結果、声のお便りを送ることになったのです。

そこで、1985年12月9日の放送では、

ヤッホ~っ!エベレスト北壁の近藤謙司さん、モモコの声が聞こえますかーっ!

と呼びかけました。

この放送が標高8848メートルのエベレストの頂上に届くわけない…
ところが、エベレストの登山基地では、千葉県のタクシーが無線交信してるのが聞こえることもあると言います。
また、当時でも文化放送の電波を北京やニュージーランドでキャッチしたという報告もありました。

近藤さんがエベレスト北壁を征服して頂上に到着する予定は1985年12月15日頃でしたが、9日には8000メートルを超える地点をクライミングしていることになります。

菊池さんは必ず生の声が届くと信じていましたが、念のため豪雪の中で死力を尽くす登山隊に放送の録音テープと心を込めたメッセージを送ることに決めました。

エベレストからお便りをありがとうございました。私も高い所へ登るのが好きですが、今まで登った1番高い所は東京タワーでした。とても比較になりませんね。でも、夢を持って挑戦するって素敵ですね。体に気をつけてぜひ成功させてください。そして日本へ帰ったら素晴らしいお話聞かせてね。

さて、菊池さんからこのようなメッセージをもらった近藤さん。
当時は山岳ガイドをしていましたが、1998年10月に登山ツアーの企画会社であるアドベンチャーガイズを設立。

2000年からは、ヒマラヤやセブンサミッツなどの高所登山、2004年に日本初のエベレスト公募登山隊を組織するなどの活躍を見せました。

そうして、エベレスト7回を含め8000mの遠征登山は15回以上、マッターホルンには60回以上、アイガーには25回以上のガイド登山、2013年3月7日コジオスコにガイドとして登頂し、七大陸最高峰登頂をガイドとして達成しています。




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